こまだこまのロバの耳ブログ

旅行と生活。ときどき読書。だいたい酒。

『亡命ロシア料理』おたまを持ち、最前線で闘う兵士たちよ!

いちいち笑える異色の文学的料理エッセイ 1977年、ソ連からアメリカに亡命(移住)したふたりの文芸批評家、ピョートル・ワイリとアレクサンドル・ゲニスによって書かれた文学的料理エッセイ。 「マクドナルドやバーガーキングの世界に閉じこもるな」と、ア…

『目の見えない人は世界をどう見ているのか』/伊藤亜紗 「常識」がくつがえされる痛快さ。

目隠しをしても「見える人」は「見えない人」の体を体験できない 「目の見えない人は世界をどう見ているのか」を目が見える人が考えるとき、目隠しをすればそれが体験できるのではないか、というのは自然な考え方のように思いますが、著者はそれを、「大きな…

【京都】『レコード酒場 ビートル momo』で夕方から酒とレコードに酔う

銀座から京都木屋町へ。『レコード酒場 beatle momo』 京都木屋町の高瀬川沿い、両隣を居酒屋にはさまれて静かにたたずむバー、『レコード酒場 beatle momo』 以前こちらのお店のマスターは、銀座で『beatle lane』というお店をされており、わたしはそちらに…

2018年1月に読んだ本

100冊読めるかな 去年はあまり本が読めなかったので、今年はたくさん読もう。 記録して公開すれば張り合いでていいかも。 と思ったので、今年から読書記録をつけていこうと思います。 (マンガをいれるといろいろとややこしくなりそうなのでマンガ以外で) …

誕生日を祝われたくない。ていうかそもそも「誕生日」はわりと最近できた習慣。

誕生日はいつもどおり、何事もなく過ぎていってほしい わたしは誕生日を祝われることが苦手だ。 「今日誕生日だよね?おめでとー」と軽く言われるくらいなら「たはは…ありがとうございます」とへらへらしてればすむけれど、本格的に祝われる感じのやつがきび…

『波の音が消えるまで』沢木耕太郎/ギャンブルについて書かれた文章は楽しい

バカラに淫していく主人公の物語 いままで博打には全く興味がなかった主人公・航平が、たまたま立ち寄ったマカオのカジノでバカラにのめりこむ。 必勝法を求めてひたすらバカラと向き合ううち、正体不明の老人・劉、高級娼婦の李蘭など、さまざまな人たちと…

2009年にインドのカジュラホでバナナとスポーツドリンクをくれた男性、お元気ですか?ゆめこです。

アーグラーの駅のホームで出会った日本人男性のこと 2009年の11月、わたしはインドにいた。 タージマハルのあるアーグラーという町から、エロティック寺院群があることで有名なカジュラホという小さな村に向かうため、暗い駅のホームで寝台車が来るのをひと…

『オトコのカラダはキモチいい』男は自分の体が性の対象になるということに慣れていない?

男性に読んでほしい本 タイトルおよび、『昭和元禄落語心中』でおなじみの雲田はるこさんの美しい表紙絵と扉絵にひかれて買いました。 痴女ものAV監督として、マゾ男性や女装美少年の肛門をほぐし続けてきた二村ヒトシ。 ボーイズラブと腐女子文化の研究者と…

「~だと思っていて」という話し方はなぜイラつくのかについて考えてみたいと思っていて

「~だと思っていて」っていう話し方ってイラつくなー、ってわたしは思っていて 2018年元日にNHKでやっていた討論番組「ニッポンのジレンマ」を観ていたら、論客の人たちほぼ全員が自分の意見を言うときに「~だと思っていて」という話し方をしていてイラッ…

遊んでばかりいると一年は長いということを知った2017年

今年は遊んでばかりいた 去年の年末に仕事を辞め、今は働きはじめているものの今年は本当に遊んでばかりいた。 去年までわたしが働いていたのは小さな飲食店で、仕事を辞めたきっかけは、わたしが風邪をひいて40度の熱が出たことだった。 わたしはそれまで3…

【余市蒸留所見学】ウイスキー博物館とレストラン「樽」で限定ウイスキーを楽しむ満足度大の工場見学!

冬の余市蒸留所へ。予約なしで見学に行ってみた ニッカウヰスキーの創業者、竹鶴政孝さんによって設立された余市蒸留所を見学するため、余市町にやってきました。 ただ、完全に思いつきだったので、見学予約はしていません。 ガイド付きツアーは基本的には3…

【BAR一慶】『探偵はBARにいる』に出演&監修されているマスターのお店に行ってみた

映画『探偵はBARにいる』のバーは実在する? 札幌の歓楽街ススキノにあるバー、「ケラーオオハタ」を事務所代わりにしている探偵(大泉洋)と、助手の高田(松田龍平)が事件に巻き込まれながらもその真相を追っていく……というハードボイルド映画、『探偵はB…

『夫のちんぽが入らない』こだまさんには『幸せになる勇気』をおすすめしたい

タイトル勝ち感はいなめない わたしの友人が『夫のちんぽが入らない』の作者のこだまさんと知り合いだとかで、本をすすめられたので読んでみました。 内容は、タイトルから想像されるような二人の性生活そのものに関する描写はそんなに多くはありません。 最…

「風邪でも、絶対に休めないあなたへ。」に「風邪をうつされると迷惑だから休め」とつっこむ人はどんな人か

喫煙者も風邪をひいている人もただの「迷惑な人」なのか 先日ツイッターでこんなのが流れてきて驚いた。 いや、休めよ。風邪うつすなよ。迷惑だろ! pic.twitter.com/N2MseBqgnZ — iano (@ianoianoianoo) 2017年12月10日 わたしはこの広告自体は通勤途中の電…

三遊亭兼好師匠の落語以外の話が聞けた。朝日カルチャーセンター『三遊亭兼好の落語入門』

兼好師匠に会いにゆく わたしも彼氏も好きな落語家さんのひとり、三遊亭兼好師匠が朝日カルチャーセンターの立川教室で講座をされるというのをたまたま知って、行ってみました。 こういうところでも話をされているんですね。今回で5回目だそうです。 www.asa…

性転換手術をした人の自殺率は高いらしいということを初めて知った

好きに生きればいいよね 先日、友人につれられて4人でいわゆるオカマバーに飲みに行った。 そこはスタッフがオカマと女性と両方いて、どちらについてほしいのか客が選ぶというお店で、わたしたちのところについてくれたのは、すでに性転換手術をすませた元男…

撮影依頼をしてきたテレビ局側の態度にあぜんとした

わたしが働いているスナックに撮影依頼がきた 少し前に、テレビ取材に対するid:Voyaqeurさんの記事を読みました。 snacken.hatenablog.com 取材をお願いしてくるテレビ局側の無礼さについてかなりお怒りで、「テレビに出れるんですよ!なぜ断るんですか!」…

『フィリピンパブ嬢の社会学』フィリピンパブ嬢と結婚するということ

体をはってフィリピンパブの実態を見せてくれた筆者 紀伊国屋書店ではまだ平積みにされてたので、けっこう売れてるみたいですね。 タイトルには「社会学」とありますが社会学と言えるほどの考察はなく、最初から最後まで筆者の体験談です。 当時大学院生だっ…

東京都受動喫煙防止条例に関する署名に署名した。非喫煙者として。

嫌煙家と愛煙家は共存できないのか 先日、とあるお店でこんなポケットティッシュをもらいました。 東京都受動喫煙防止条例(仮称)の基本的な考え方|とうきょう健康ステーション このページを見てみると、 たとえばわたしの好きなバーやスナックに関しては…

【フィリピン】困窮邦人はたしかに「自業自得」だけれども。

「困窮邦人」と呼ばれる人々 いきなり本の紹介から入りますが、 日本を捨てた男たち フィリピンに生きる「困窮邦人」 posted with ヨメレバ 水谷 竹秀 集英社 2011-11-25 Amazon Kindle 楽天ブックス 困窮邦人とは、日本から海外へわたり、滞在先で所持金を…

フィリピンのお酒エンペラドールを飲んでみた。これってブランデー?

世界最大のブランデー会社「エンペラドール」 フィリピンのお酒といえばサンミゲルですが、他にはどんなお酒が地元の人たちに飲まれているんだろう?と思ったら、フィリピンには「エンペラドール」というブランデーがあるということで、おみやげ用に1本買っ…

【マニラ・カジノ】オカダマニラとシティーオブドリームスに行ってみた(2017/11/22~26)

マニラにはカジノがたくさんあるんですね マニラには、マニラ湾岸エリアに巨大カジノリゾートがいくつも建ち並んでいます。 今回はそのなかでも、オカダマニラとシティオブドリームスに行ってみました。 オカダマニラは、パチンコ機器大手『ユニバーサルエン…

【フィリピン】ジプニーの乗り方inマニラ・初めてでも乗り方がわかれば簡単で格安な移動手段!(2017/11/22~11/26)

フィリピンで格安で移動するならジプニー! 行き先の調べ方 ジプニーの乗り方と降り方 ジプニーに乗ってみた感想と注意点 フィリピンで格安で移動するならジプニー! フィリピン国民の足、格安乗り合いタクシーの「ジプニー」。 もともとは、第二次世界大戦…

デンモクもない通信カラオケもなかった時代のカラオケ術

デンモクのこと。 デンモクとは、「電子目次本」の略。 みなさんごぞんじ、タッチパネルで曲の検索と予約ができるこいつです。 こいつが出てくるまではそーいえば、ぶあつい歌本をめくっていちいち番号入れてましたよね。遠い昔のことのような気がしますが。…

スナックのママに恋をしたおじさんは最終的にどうなるのか

恋をしたおじさん わたしの友人の知り合いにスナックのママをやってる人がいて、友人のお供で何度かそのお店には行ったことがある。 ママは30代前半の小柄でかわいらしい女性だった。 最近、そのママにベタ惚れの男性客がいてその人がちょっとヤバイ。と友人…

シュヴァルの理想宮への行き方。「孤独の建築」をたずねてオートリーヴへ。(2017/4/7)

心をざわつかせる「シュヴァルの理想宮」のエピソード シュヴァルの理想宮への行き方 まずは、シュヴァルと家族のお墓へ シュヴァルの理想宮はやっぱりすごかった 心をざわつかせる「シュヴァルの理想宮」のエピソード フランス南部の田舎町に、郵便配達員を…

自己肯定と自己受容の違いについて考える

勘違いされがちな「自己肯定」と「自己受容」 www.komadakoma.com 先日書いたこの記事のつづきというか、障害者の方について考えていたら「自己肯定」と「自己受容」の違いというところに行きついたので、それについてもう少し考えてみようと思います。 **…

ココズレ2でハライチ岩井の「障害がなくなるかわりに他の誰かが障害者になるとしたら?」という質問の何がいけなかったのか

「最もズレてる健常者」?ハライチ岩井 昨日NHK『バリバラ』を観ていた。 『バリバラ』は、いろんな障害を持つ方が、自分の障害や生活などについてざっくばらんに話す番組で、性の話題などけっこうつっこんだこともテーマになるのでおもしろくて、たまに観て…

共感性羞恥はドラマとかじゃなくリアルで感じると本当にダメージがでかい

他人が恥をかく場面に苦痛を感じる「共感性羞恥」 この「共感性羞恥」という言葉、去年(2016年)「マツコ&有吉の怒り新党」という番組で紹介されてちょっとだけ話題になったみたいなので、知っている方も多いかもしれません。 はてなキーワードでは、 他人…

㉙パリのカタコンベは予約するべし!華やかな街の下に眠る600万人の遺体(2017/4/4)

600万人の遺体が眠る世界最大の地下墓所は、パリの人気観光スポット 日本人にはあまりなじみのない「カタコンベ」とは、地下にある納骨堂のこと。 特にここパリのカタコンベは、地下20m、全長およそ1.7㎞。 世界最大のものとして、行列のできる人気の観光ス…