こまだこまのロバの耳ブログ

旅行と生活。ときどき読書。だいたい酒。

本を読んで考えた

『目の見えない人は世界をどう見ているのか』感想。「常識」がくつがえされる痛快さ。

目隠しをしても「見える人」は「見えない人」の体を体験できない 「目の見えない人は世界をどう見ているのか」を目が見える人が考えるとき、目隠しをすればそれが体験できるのではないか、というのは自然な考え方のように思いますが、著者はそれを、「大きな…

誕生日を祝われたくない。そもそも「誕生日」ができたのは昭和になってから!

誕生日はいつもどおり、何事もなく過ぎていってほしい わたしは誕生日を祝われることが苦手だ。 「今日誕生日だよね?おめでとー」と軽く言われるくらいなら「たはは…ありがとうございます」とへらへらしてればすむけれど、本格的に祝われる感じのやつがきび…

『波の音が消えるまで』沢木耕太郎/ギャンブルについて書かれた文章は楽しい

バカラに淫していく主人公の物語 いままで博打には全く興味がなかった主人公・航平が、たまたま立ち寄ったマカオのカジノでバカラにのめりこむ。 必勝法を求めてひたすらバカラと向き合ううち、正体不明の老人・劉、高級娼婦の李蘭など、さまざまな人たちと…

『オトコのカラダはキモチいい』男は自分の体が性の対象になるということに慣れていない?

男性にこそ読んでほしい本 タイトルおよび、『昭和元禄落語心中』でおなじみの雲田はるこさんの美しい表紙絵と扉絵にひかれて買いました。 痴女ものAV監督として、マゾ男性や女装美少年の肛門をほぐし続けてきた二村ヒトシ。 ボーイズラブと腐女子文化の研究…

『夫のちんぽが入らない』こだまさんには『幸せになる勇気』をおすすめしたい

タイトル勝ち感はいなめない わたしの友人が『夫のちんぽが入らない』の作者のこだまさんと知り合いだとかで、本をすすめられたので読んでみました。 内容は、タイトルから想像されるような二人の性生活そのものに関する描写はそんなに多くはありません。 最…

『フィリピンパブ嬢の社会学』フィリピンパブ嬢と結婚するということ

体をはってフィリピンパブの実態を見せてくれた筆者 紀伊国屋書店ではまだ平積みにされてたので、けっこう売れてるみたいですね。 タイトルには「社会学」とありますが社会学と言えるほどの考察はなく、最初から最後まで筆者の体験談です。 当時大学院生だっ…

【フィリピン】困窮邦人はたしかに「自業自得」だけれども。

「困窮邦人」と呼ばれる人々 いきなり本の紹介から入りますが、 日本を捨てた男たち フィリピンに生きる「困窮邦人」 posted with ヨメレバ 水谷 竹秀 集英社 2011-11-25 Amazon Kindle 楽天ブックス 困窮邦人とは、日本から海外へわたり、滞在先で所持金を…

自己肯定と自己受容の違いについて考える

勘違いされがちな「自己肯定」と「自己受容」 www.komadakoma.com 先日書いたこの記事のつづきというか、障害者の方について考えていたら「自己肯定」と「自己受容」の違いというところに行きついたので、それについてもう少し考えてみようと思います。 **…

ココズレ2でハライチ岩井の「障害がなくなるかわりに他の誰かが障害者になるとしたら?」という質問の何がいけなかったのか

「最もズレてる健常者」?ハライチ岩井 昨日NHK『バリバラ』を観ていた。 『バリバラ』は、いろんな障害を持つ方が、自分の障害や生活などについてざっくばらんに話す番組で、性の話題などけっこうつっこんだこともテーマになるのでおもしろくて、たまに観て…

猟師になるために必要な免許と費用について。

猟師になりたい うちの母親の同級生が狩猟の免許を持っていて、猪が獲れると肉をわけてくれるらしい。 お盆に実家に帰ったときも、冷凍保存してあった肉を焼いて食べた。 猟師さんによると、若いメスが一番うまいんだとか。 人間界と一緒ですな……。 (よく見…

【鳥取】「腐る経済」って?搾取しない経営で豊かな暮らしを築く「タルマーリー」

鳥取に帰省した際、智頭町というところになんだかおもしろそうな、ビールが飲めるパン屋さんがあるってことで行ってみたのが『タルマーリー』。 www.komadakoma.com そしてこのお店のオーナーである渡邉さんの著書、 『田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」~…

月の土地と、日本中のTSUTAYAはわたしの倉庫であるということ

「月の土地」は誰でも買えるらしいです。2700円で。(約1200坪) www.lunarembassy.jp どういうことかというと、 世界に宇宙に関する法律は1967年に発効した宇宙条約しかなく、 この宇宙条約では、国家が所有することを禁止しているが、個人が所有しては…

ナスD「部族アース」おもしろいけど、『部族』という呼称は適切?

今、ある本を読んでいるんですが、そこに書いてあることにハッとしました。 そこには、 「部族」と「民族」と「氏族」の違い が書かれていました。 わたしの好きな高野さんの新著です。 謎の独立国家ソマリランド そして海賊国家プントランドと戦国南部ソマ…