こまだこまのロバの耳ブログ

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「孤独のグルメ」season1考

現在season6が放送されている、松重豊主演の食ドラマ「孤独のグルメ」。ほとんどの回を観れていなかったseason1をレンタルしてみた。


……あれ、なんだこれ。のっけからものすごい違和感。今やってるseason6とかなり違う。

なんというか、余計な演出が多い。前半の話が特に。
町のいろんなスポットを巡ってみたり、奇抜な脇役が登場したり、五郎の仕事に関する描写もかなり多く、なんとかドラマ的要素を盛り込もうとしている感が強い。
ただおっさんが飯食ってるだけでドラマになるということを、スタッフがまだ信じきれていない感じがする。


今のseason6ではそういう余計な描写がほとんどなく、五郎が飯を食ってるシーンが存分に楽しめるのがいい。


……そもそもなんで人が飯を食うところを見るのが楽しいんだろう。
このドラマがseason6まで続いたということは、そういう人がたくさんいるということで、それは単に実在するお店が登場するからだけじゃないと思う。


私たちは食事をするとき、何をどんなふうにどんな順番で食べるかこころのなかで作戦をたて、それを遂行する。
誰もが毎日意識せずにこなしているあたりまえのことすぎて、そのそれぞれの個人的な作戦についてだれかと話しをすることはあまりない。でも私はそういう話をするのが大好きだ。

そしてきっと、「孤独のグルメ」を観続けている人たちもそういう人たちなんじゃないかと思っている。
五郎のむちゃくちゃな注文の仕方につっこんだり、食べ方や考え方に共感したりしながら観るのが楽しい。


トンカツはどこから食べるか?
焼き鳥の串は抜くのか抜かないのか?
焼肉や鍋をかこむときの作法は?


特に酒の席で、こういう何の役にもたたない話をするのは心から楽しい。




追記
なんだかんだ書きましたが、人が飯を食うところを見て楽しいっていうのは単に性癖だと気づきました。