こまだこまのロバの耳ブログ

旅行と生活。ときどき読書。だいたい酒。

スタバよりベローチェが好きな人とは仲良くなれそうな気がする

スタバに最後に行ったのはいつか思い出せないが、ベローチェは昨日行った。

ベローチェは、私がいちばん親近感を持っているコーヒーチェーン店だ。

 

内装やメニューの垢ぬけなさ、喫煙室をガラスで仕切っていないので開放感があるところ(私はタバコは吸わない)、そしていつ行ってもだいたい混んでいないところがいい。コーヒーチェーン店というより、古い喫茶店のような雰囲気がある。

 

私がスタバに対して、なんかやだなあと思い始めたのはヨーロッパをまわったときのことだ。今となっては当たり前だが、スタバは本当にどこにでもある、ということに気づいた。国を移動しても、主要な駅の構内、観光名所と言われるような場所には必ずある。しかもだいたいいちばんいい場所に店を構えている。

さまざまな国で、そこに昔からあったであろうお店を押しのけてスタバがそこに大きな顔をして居座っているのかと思うと、なんかやだなあ、と思ったのだ。

それからはスタバを見つけるたびにモヤッとしていた。

 

そんな気持ちをずっと抱きながら、ヨーロッパ周遊最後の国だったイタリアのミラノに入った。そこではたと気がついた。

ミラノではスタバを見てない!

ググったところによると、イタリアには独自のバール(BAR)文化があること、小さな個人商店を守る法律があることなどが要因となってスタバの進出が遅れたらしい。いいじゃないか。

確かにイタリアにはバールと呼ばれる、エスプレッソもお酒も飲める、ときにはタバコや宝くじまで売っている、小さな個人商店がたくさん地域に根付いている。

 

だがついに、2018年にミラノに第一号店の出店が決定したとのこと。なんだと。その場所がミラノの大聖堂、ドゥオーモの前だというのだからまた腹だたしい。

これを「文化的侵略」としてイタリアの人たちは大反対しているらしいが、私もイタリア人を応援したい。

 

というか、世界中のすべての小さな個人商店を応援したい。

その街の多様性や豊かさを担保してくれるのは彼らなのだ。

グローバル資本主義だかなんだか知らないが、まったく勘弁してもらいたい。

 

 

しかしベローチェに関してはなぜか、個人商店に対するのと似たような気持ちを抱いてしまうのはなぜだろう。

ぜんぜんおしゃれじゃない(←褒めてます)、適度にすいている店内(←褒めてます)で食べる、ぺらぺらに薄いピーナツバターサンド(←褒めてます)(110円)には、どこかほっとするものがある。