こまだこまのロバの耳ブログ

旅行と生活。ときどき読書。だいたい酒。

猫は時間を有効に使うか

こんなに技術は進んでるのになんでもっとラクにならないんだろう。

 

仕事から帰ってきた彼がつぶやいた言葉。まぁ確かに。

洗濯機は乾燥までやってくれるし、作り過ぎたものは冷凍しておけるし、冷凍したものはいつでもチンしておいしく食べられるし、掃除はロボットがやってくれっちゃったりするそんな時代なのに、なんでこんな毎日しんどいんだろう。技術の進歩の恩恵を一番受けているのは主婦じゃないか?と彼が言った。……言われてみたらそうかもしれん。

 

電車や飛行機の移動時間が短くなったおかげでいままで泊まりだった出張が日帰りになってつらいとか、携帯があるせいで休みの日も電話に出ざるをえないから休んだ気がしないとか、むしろ状況はわるくなっている部分もある。

 

技術の進歩というのはだいたい、これがあることで時間を短縮できる、というものが多い気がするんだけど、ではその空いた時間で何をするかというと、働いている人はもっと働かされるだけでラクをするという方向にはいかないのが日本の会社ということなんだろうか。

 

ちょっと前に「七つの習慣」という本が流行った。知り合いの社長さんが、おすすめだからと、難しい本は読めない私のために漫画版をくれたので読んでみた。

まんがでわかる 7つの習慣

まんがでわかる 7つの習慣

 

最初はふむふむと思って読んでいたのだが途中で、「人生の終盤、自分がどんな風に過ごしたいかを想像し、そうなるためには今何をすればいいのか逆算して考える」というような記述にぶつかって、あー、だめだこのタイプ……。となって、そこで読むのをやめてしまった。

そんな壮大な逆算、無理。

 

私はそもそも「時間管理術」的なものが苦手で、限られた時間を有効に使おう、みたいなフレーズも苦手だ。

いや、言ってることはわかるし正しいのは私じゃなくてそっちだってこともわかってる。

……でも有効ってなに?っていう。時間を有効に使って、空いた時間でブログとか酒とか競艇とか、どうせ結局しょーもないことに時間つかってんだろ?人間なんて。(←人間っていうか私)という気持ちもある。

 

動物で猫が好きなのは、「時間を有効に」なんて絶対に言い出しそうもないからかもしれない。

 

でも生きやすいのはきっと「時間を有効に使っている」人間なのだろうと思うし、私もそっち側の人間になろうと努力してみたことがあったようなないような、今はもうだいたいあきらめている。

 

IT革命のあとも傘は傘のままであるように、わたしはわたしのままで生きていくしかないってこんとなんだろう。やれやれ。