こまだこまのロバの耳ブログ

旅行と生活。ときどき読書。だいたい酒。

不完全な、魔法使いのわたしたち

今週のお題「もしも魔法が使えたら」

 

進歩したテクノロジーはもはや魔法で、100年前を生きる人たちからしたらわたしたちは魔法使いだ。

東京の家から一歩も出ずに、アメリカに住んでいる友人といつでも顔を見ながら話せるし、フランス国立図書館の資料を見ることも、電車にゆられながら自宅のお風呂をわかすこともできる。

 

では多くの魔法を手にしたわたしたちがどうなったかと言えば……うーん。

 

 魔法が使えたら、で思い出したのが最近観たこの映画。

わたしはなにしろサイモン・ペグが好きだ。こんなかわいくてかっこいいおじさんがいたら一緒に朝まで飲みたい。ちなみにこの映画はモンティパイソンのメンバーがせいぞろいしていて、そしてロビン・ウィリアムズが出演した最後の作品でもある。(犬の声担当)

 

脱線しました。

 

ある日突然、右手を振るだけでなんでも望み通りになる力を宇宙人から与えられたニール(サイモン・ペグ)。その力をどう使うのかを宇宙人に試されているとも知らずに…。果たして彼と地球の運命は?という、コメディ映画。

 

おバカなことに力を使い続けるニールに、わたしだったらもっとうまく力を使うのに…と想像しながら映画を観る。でももしも実際にわたしがおなじ状況になったら、ニールのようなバカなことに力を使う自信はおおいにある。

 

というかもうすでに、そうなっているんだろうなと思う。

100年前の人はきっと、魔法使いである現代のわたしたちを見て思うかもしれない。そんなにすごい力があるのに一体何をやっているのか?わたしならもっとうまく力を使うのに、と。

 

映画の結末は、不完全な魔法使いのわたしたちを皮肉っているようにもみえる。

映画は終わっても人生はつづく。

わたしたちはこれからますます不完全な魔法使いとして生きていかなくちゃならない。

100年後の魔法使いたちは、どんな夢をみて、どんなふうに暮らしているだろう。