こまだこまのロバの耳ブログ

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未来食堂で初めてご飯を食べてみたらなんだか居心地が悪かった

神保町にある噂の食堂へ 

たびたびメディアでとりあげられて話題の『未来食堂』にごはんを食べに行ってきました。

 

お店は神保町駅から徒歩3分、日本教育会館の地下1階にあります。

階段を降りたすぐのところに、黒板がおでむかえ。

この日は水曜日だったので、メインはさんま!です

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ご存知の方も多いと思いますが、『未来食堂』はさまざまなおもしろいシステムで話題のお店です。

 

miraishokudo.com

たとえば、

 

まかない

 50分お店で働くと、「まかない」として一食ただで食べられる。

ただめし

 「まかないさん」として働いた誰かが、一食ただで食べる権利を他の人にゆずった「ただめし券」を使えば、誰でもただでご飯が食べられる。

さしいれ

 飲み物の持ち込みができるかわりに、半分はお店に提供する。

 提供された飲み物は、他のお客さんが自由に飲むことができる。

 あつらえ

 夜はふつうの定食に加え、+400円で、自分好みの小鉢のおかずをあつらえてもらえる。

 

などなど。

 

こうして見てみると、「昔の食堂」をシステム化したものなのかな?という印象です。

 

このなかでも、まかない・ただめし、というシステムが注目を浴びているようで、

わたしもおもしろいなーと思って来てみました。

 

お昼のメニューは日替わり定食1種類のみで900円。

2回目からは、割引券の提示で800円で食べられるみたいです。

 

実際にお店でご飯を食べてみて感じたこと 

NHKの番組でとりあげられたばかりだったので混雑を予想して、お昼時をはずして行ってみました。

それでもけっこう席はうまっています。

 

店内はとてもしずかで、なんだか妙な緊張感を感じるのは気のせいでしょうか……。

 

勝手がよくわからないままおずおずと席について荷物を置くやいなや、

小鉢とカラのごはん茶碗が乗ったお盆をわたされました。

 

その早さに驚きます。

 

ごはんはテーブルに置いてあるおひつから自分でよそっておかわり自由とのこと。

まもなくして、お味噌汁と、メインのさんまの塩焼きがきました。

ここまで、席についてから1分とたっていないんじゃないでしょうか。

早い!

 

メニューが1種類だけなので、客側も店側も、すべての時間が短縮されます。

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なんだか写真を撮るのもためらわれるような雰囲気のしずか~な店内で、急いでパシャリ。

大根おろしが入っている小皿が、わたしの好きな九谷焼でした。

わーい。

 

味は、全体的に薄めの味つけかな?

 

さんまの塩焼きには炊き込みご飯より白飯のほうがよかったなぁ……

と思いましたが、ごはんの味つけが薄かったのでちょうどよかったです。

 

 

……というか味よりも、接客とお店の雰囲気が気になってしまいました。

 

 

わたしが行った時間帯は、「まかないさん」が厨房にいて、

店長の小林さんがカウンターに立って接客をされていました。

 

カウンターと客席の距離は、とても近いです。

そして小林さんは顔も声も、終始無表情。

 

わたしと同じように初来店で勝手がわからないものの、

気安く話しかけられる雰囲気でもないからか、とまどいつつ食事をしているお客さんを何人か見ていると、

ちょっと居心地のわるさを感じてしまいました。

 

みんながみんなお店のホームページを読んで、システムを完全に理解してから行くわけじゃないので、

そのへんはもうちょっと親切さがあってもいいんじゃないかなぁ~と。

 

それから、料理が出てくるのも、食べ終わったお盆をさげられるのも素早いし、

機械的な接客ともあいまって自分が流れ作業の一部に組み込まれたようで(実際そうなんですけど)、

なんだか早くお店を出なきゃいけないような、落ち着かない気分になりました。

 

慣れればへいきなんですかね。 

小林さんが機械的な接客をする理由

あとからネットで見つけた小林さんの記事に、こんなことが書かれているのを見つけ

ました。

 

【未来食堂】当店では、ロイヤルティ、特別感アピールは行っておりません。|WD ONLINE

 

この形はある意味「コンビニ型接客」と言えます。機械的な接客の結果、初めてでも毎日でも利用しやすいのがコンビニ。未来食堂は、元気なときにやってきて「大将! 来たよ!」と声を掛け合うというよりも、元気がないときにこそひとりでひっそりと来て欲しいお店なので、極力コミュニケーション負荷の掛からない機械的な対応を取っているのです。

 

うーん。

わたしが行ったときは、まさにその機械的な対応によって一見客に逆のコミュニケーション負荷がかかっているように見えました……。

 

 

まぁでも接客に正解はないので、これでいい、これがいい、って人もいるんだと思います。

 

トータルの感想

小林さんは事業計画書や毎月の決算をネットに公開されたりしていて、これから飲食店で独立を目指している人にはとても参考になるし、すごくいいと思います。

 

わたしが以前働いていたお店のオーナーにも見習ってほしい…!

 

搾取する経営、ダメ、絶対。

 

 

ただ、わたしがもう一度ここにご飯を食べに行くとしたら、

気持ちとしては「システムを食べに行く」って感じになるかなぁ……というのが正直なところでした。

 

 

 

 

 

 と、ここまでは客として1度だけ行ってみて感じたことです。

 

次回、「まかないさん」体験記につづきます。

 

www.komadakoma.com

 

 

 

店主・小林せかいさんの著書。