こまだこまのロバの耳ブログ

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共感性羞恥はドラマとかじゃなくリアルで感じると本当にダメージがでかい

他人が恥をかく場面に苦痛を感じる「共感性羞恥」

この「共感性羞恥」という言葉、去年(2016年)「マツコ&有吉の怒り新党」という番組で紹介されてちょっとだけ話題になったみたいなので、知っている方も多いかもしれません。

 

はてなキーワードでは、

他人が恥をかく、叱責される、失笑を受ける、非難される・・・・・などの光景を実際に、あるいはドラマ、マンガなどを通じてみたときに、まるで自分がそれらを受けているように動揺、委縮し羞恥心を感じる現象。

と説明されています。

ちなみにこの言葉についてWikipediaはなかったので、一般的な言葉ではないみたいですね。

Shame

わたしも、ドラマやバラエティ番組などを観ていてときどき、

「あぁぁっ!見てらんない!!」

となって、とっさにチャンネルを変えてしまうことがあります。

 

テレビならチャンネルを変えてしまえばすむ話ですが、このあいだ現実に起こった出来事で、今までで最大レベルの「共感性羞恥」を感じたことがあって、

数日たった今でもまだ心がもやもやしていてツライです……。

ここに書いたら少しはすっきりするんでしょうか。

 

見たくなかった、終電の車内で起こったこと

わたしはその日、終電に一人で乗っていました。

終電に乗ると、車内で嘔吐している人や吐瀉物に遭遇してイヤな気持ちになることが多いので、その日もわたしはまわりを警戒しながらドアのそばに立っていました。

 

泥酔していそうな人もおらず、そこそこ満員ながらも静かな車内だったのでとりあえず一安心。

携帯に目を落としてまもなく、わたしの足元に透明の液体が流れてきました。

 

電車の揺れに合わせて液体はゆらゆらと揺れています。

 

嫌な予感がして、この液体がペットボトルからこぼれた水であってくれと願いながら、おそるおそる液体が流れてきた方向に目を向けました。

 

すると、悪い予感は的中。

立っている人の影になってよく見えませんが、椅子のはしっこに座っている誰かの足元からその液体は流れてきているようでした。

あぁ……水じゃなかった……。

 

酔っぱらったおっさんか?と思い視線を上にうつすと、なんと20代のかわいらしい若い女性。

彼女は酔っているのかぐっすりと眠りこけていて、ズボンはびちょびちょ。眠っているために座り方はだらしなく、両足はがに股状態です。

しかもわるいことに、薄い色のズボンだったために濡れた部分はくっきりと目立っていました。

あぁぁ……。

 

隣にはこれまたかわいらしい、彼女の友達であろう同年代の女性が座っていて、ぱかっと開かれた彼女の両足を、苦笑いしながら閉じてあげているのが見えました。 

 

…………(思考停止)

 

 

もうお願いだからほんと勘弁してくれ……。

満員電車のなかで若い女性が寝小便。

ツライ。ツラすぎる。

「いたたまれない」なんていう生易しい言葉じゃ言い表せないぐらいこの状況はわたしにとってツライ。

 

二人は次の駅についても降りなかったので、目的地まで乗っていくつもりなのでしょう。

 

わたしが友達だったら、とりあえず次の駅で降ろしてタクシーで帰らせるかな…(タクシーに乗せるのに濡れたズボンどーすんだ、とか問題はありますが) 

 

彼女たちの関係が会社の先輩後輩だったりしたらきついよな… 

 

この路線が毎日通勤に使う路線だったらやだよな…

 

わたしも酔っぱらって電車で寝ちゃうことよくあるから、もしもこんなことになったらと思うと恐ろしい…

 

などといろんな考えが頭をぐるぐる巡って、わたしは今ただ「家に帰る」だけなのに、こんな気持ちにさせられたことに対してやりきれないやら腹立たしいやら、

こんな日は、同居人がいてよかったと心底思ったのでした。

 

数日たって気づいたこと

その恐怖の出来事から数日。

 

嫌なことがあっても大体のことは一晩寝れば忘れてしまうわたしですが、この出来事はそうは行きませんでした。

電車にはだいたい毎日乗るからです。

 

昨日も終電で、ある女性がだらしない格好で眠っているのを見かけて、「彼女」のことが思い出されてなんとも言えずいや~な気持ちになりました。

 

きっとしばらくの間は、「電車で眠っている女性」を見るたび「おもらしした彼女」のことが思い出されることになるんだろうな…と思うと暗澹たる気持ちになってきます。

 

このことを忘れるためには、

彼女があっけらかんとしたものすごく豪快なタイプで、

「いやー、まいっちゃったよ、昨日電車でおもらししちゃってさぁー!ちょーうけるんだけど!がはははは!」

っていうタイプであることを願う、というか、ほんとに彼女はそういうタイプの子なんだと決めつけるしかない。

 

とりあえずそう決めつけることにしました。

だからわたしのこの心配というか勝手な「共感」は全くの無意味で、完全なる杞憂。

きっと今日も彼女は元気に酒を飲んでいる!

 

 

秋晴れの、気持ちのいい日、連休前。

わたしも今日は飲みに行きます。