こまだこまのロバの耳ブログ

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「~だと思っていて」という話し方はなぜイラつくのかについて考えてみたいと思っていて

「~だと思っていて」っていう話し方ってイラつくなー、ってわたしは思っていて

2018年元日にNHKでやっていた討論番組「ニッポンのジレンマ」を観ていたら、論客の人たちほぼ全員が自分の意見を言うときに「~だと思っていて」という話し方をしていてイラッとしたのと、みんな同じ話し方でなんか気持ち悪っ、と思いました。

 

残り物はだいたいカレーにしちゃえばなんとかなるんだと思っていて

二日酔いのときに食べるのはカレーが一番なんじゃないかと思っていて

カレーのルーがたっぷりかかっているお店はいいお店だと思っていて

 

とかって言うときの「思っていて」についてです。

 

牛すじカレー (デリ ブラウニー, 秋葉原) lunch @ Deli Brownie

この「~だと思っていて」という話し方はここ数年、比較的若い論客の人たちが頻繁に使いだして、すっかり浸透してしまったようです。

この言い回しに気づいたときから、なんかこれってイラッとする言い方だなぁ…とは思ってましたが、「ニッポンのジレンマ」のなかであまりに頻出してめちゃくちゃイラついたので、なんでイライラするのか考えてみました。

イライラする原因はざっくり言うと2つあるんじゃないかと思っていて

まずひとつめは、

①なんかエラぶってる感じがする

そう感じるのはわたしだけでしょうか。

相手に対してマウントをとりにいく感じがするというか。

この件に関しては、あなたより私の方が長い時間よく考えてきたし、あなたよりよくわかっているんですよね感。

「~だと思っていて」の「いて」の部分に、時間の重みをにおわせる感じがします。

 

「二日酔いのときに食べるのはカレーが一番じゃないかと思っていて」

わたしが今までさんざんいろいろ試して考えた結果なんだよね感がでます。

 

 

そしてふたつめは、

②責任・リスクを回避している

「これはあくまでわたし個人が思っていることですから、そこについてはつっこまないでね、批判とかやめてね」という逃げの姿勢を感じます。

発言に対する責任や、批判されるリスクを初めから回避しているような。

 

「二日酔いのときに食べるのはカレーが一番じゃないかと思っていて」

いや、あくまでわたし個人の意見ですけどね感。

 

 

てことで結論。

「~だと思っていて」がなんかイラつく原因は、

責任・リスクを引き受ける気はないのになんかエラそうだから。

ってことなんじゃないかと。

自分は安全な場所にいながら相手より優位に立ちたい、という気持ちが透けて見えるようで、なんかやだなぁ、っていう。

 

言う方にしてみたらとても都合のいい言い方なので、ある種の人たちのあいだでは定着してしまったんでしょうね。

Hayashi beef rice

「~だと思っていて」な人たち同士では議論にならないんじゃないかと思っていて

先にあげた「ニッポンのジレンマ」では、論客同士の「~だと思っていて」合戦がひたすら繰りひろげられていました。

番組自体はとてもつまらなかったんですが、

責任を回避しつつ相手に対してマウントをとる、というこの話し方をお互いがお互いに対してやっていると議論にならないんだなー、ということはわかりました。

 

みんな、自説を披露して終了。のくりかえし。

「そこに対してつっこんじゃダメ」っていう「~だと思っていて」の暗黙のルール?をみんながお行儀よく守っていて、意見の衝突が起こらないので議論に発展していかないのかな?と思いました。

 

そんな、妙な「お行儀のよさ」のない朝生の野蛮さの方がわたしにはまだしも好ましいです。

 

 

……くぅ、そしてカレーの画像探してたらカレー食べたくなったんで食べます。