こまだこまのロバの耳ブログ

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日本民家園と岡本太郎美術館を合わせてお得に観賞。すごいぞ生田緑地。

 

生田緑地ってスゴイところだった

f:id:komadakoma:20180611031707j:plain友人に誘われて初めて行った、川崎市にある生田緑地。

生田緑地公式ホームページ

(神奈川県にありますが、東京から気軽に行けるとこ…ってことで、カテゴリーを「東京観光」にしてしまってます。神奈川県の人すみません) 

 

江戸時代の古民家が移築されている野外博物館の日本民家園、岡本太郎美術館、プラネタリウム、藤子・F・不二雄ミュージアム、ばら園、ゴルフ場などなど……

自然豊かで広大な敷地内に、こんなにもたくさんの見どころがあるってことに驚きました。

全然知らなかったよ、生田緑地。

 

今回わたしは、

日本民家園→岡本太郎美術館→枡形山広場にある展望台

というコースでまわってみました。

お昼からかなりゆっくりめにまわって、途中美術館にあるカフェでお茶もして、17時頃には終わるコースです。

 

生田緑地へは、小田急線向ヶ丘遊園駅から徒歩13分です。

25もの建物が集まる野外博物館『日本民家園』

f:id:komadakoma:20180611034235j:plain生田緑地の東口の入り口にはママチャリがたくさんとめられていて、生田緑地が家族連れにとっても憩いの場になってるんだなぁとわかります。

 

少し坂道をのぼっていくと、日本民家園の入り口。

写真の建物内にはチケット売り場と、古民家の歴史や造りなどについての展示室があります。

 

入場料は大人500円ですが、いろんな割引制度があって、それが適用できれば400円になります。

わたしたちはWAONカードの提示(1枚につき2名まで)で割引できました。

 

f:id:komadakoma:20180611035657j:plain歩いてみてわかりましたが、けっこうアップダウンのあるコースになっているので、歩きやすい靴で行ったほうがいいです。

 

f:id:komadakoma:20180611040354j:plainいきなり立派な建物があらわれました。

外観からしていかにもお金持ちの家!って感じです。

川崎市にお住まいだった大地主・原さんの家。

 

f:id:komadakoma:20180611040757j:plain近づいて撮るとカメラに収まりきらないほど大きな家。

 

f:id:komadakoma:20180611040850j:plainこのシャンデリアはあとからつけられたものだそうです。

中は、カフェとして利用されています。

 

f:id:komadakoma:20180611040941j:plain生田緑地の東口から入ったわたしたちにとっては、1軒目の家からいきなりカフェ。

反対の西口から来た人にとっては、コースの最後にカフェがあるからいいですねー。

 

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この家がかつては川崎市の小杉陣屋町にあったということで、cafe陣屋荘という名前になってます。

 

f:id:komadakoma:20180611041649j:plainこちらは長野県伊那市に建てられていた商家の三澤家住宅。

栗の板を使った屋根は横木と石だけで抑えられているとのことですが、この外観は損なわずに耐震工事はバッチリなんだそうです。

石、落ちてこないのかな……。

 

f:id:komadakoma:20180611042007j:plainこんなに大きな水車小屋は初めて見ました!

 

f:id:komadakoma:20180611131610j:plain水車小屋の中では、水車の動力を利用して米をついたりそば粉をひいたりしていたみたいです。

 

f:id:komadakoma:20180611131958j:plainこちらは雪の多い富山の家で、合掌造り。

 

f:id:komadakoma:20180611132058j:plain雪の多い地方の家の囲炉裏では、こんなふうにして濡れた靴なんかを乾かしてたんですね~。

 

f:id:komadakoma:20180611132536j:plainそして囲炉裏のすすや油煙は、上にのぼって木や屋根につくことで、防水や防虫効果があります。

 

f:id:komadakoma:20180611132944j:plain富山の家とはまた全然違ったタイプの家だなーと思ったら、こちらは千葉県の漁師さんの家。

外観も内装も、地方やその家の人の仕事などによって違っているのがおもしろいです。

 

f:id:komadakoma:20180611133602j:plain木漏れ日と風が気持ちのいい道。

 

f:id:komadakoma:20180611135141j:plainそして白川郷の合掌造り!

このなかにそば処「白川郷」があってお蕎麦やあんみつが食べられるんですが、現在(2018年6月)はリニューアル中で、しばらくお休みとのことで残念。

 

f:id:komadakoma:20180611133858j:plain古民家だけじゃなく、沖永良部島の高倉、なんてのもあります。

急にここだけ南国感。

 

f:id:komadakoma:20180611134057j:plainこの屋根あたまに草が生えてる!!wwwww

かわいい!wwwww

 

と思ったらこれは、屋根の頂上を土の重さで押さえ、その土が落ちないように草花が植えてあって「芝棟(しばむね)」と言うんだそうです。 

ちゃんと草が生えてる理由があったんですねー。

武蔵国(多摩)の農家さんの家。

 

f:id:komadakoma:20180611134852j:plain内部の梁がものすごくダイナミックでした。

 

f:id:komadakoma:20180611135003j:plainこの船頭小屋もおもしろい。

これは多摩川の菅の渡し場にあった小屋で、船頭さんがお客さんを待ったり、川の見張りをするための小屋だそうです。

狭いけど、コンパクトでなんとなく落ち着きそうな感じ。

 

そしてなんと外の柱には鉄の輪がつけられていて、そこに丸太を通して担ぎあげ、小屋を移動させることもできる!

引っ越しできる家です。

 

f:id:komadakoma:20180611140439j:plain山形県の湯殿山麓の田麦俣(たむぎまた)集落やその周辺で見られる、この独特の形の屋根は、ハッポウ造りというそうです。

養蚕のために二層三層をつくり、屋根に高窓(ハッポウ)を設けて採光の工夫をしています。

 

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以上で日本民家園は終了。

高くそびえる木々は、メタセコイアの林です。

 

f:id:komadakoma:20180611141252j:plainこの林を抜けて階段をのぼると、岡本太郎美術館があります。

 

日本民家園のホームページはこちら。

www.nihonminkaen.jp

 

写真、絵画、彫刻…グッズも充実の『岡本太郎美術館』

f:id:komadakoma:20180611141648j:plain岡本太郎が川崎市出身だってこと知りませんでした。

こんなにも有名で影響力もある人なのに、一度もちゃんとその作品に触れたことがなかったので楽しみです。 

 

f:id:komadakoma:20180611145754j:plain狭い通路に導かれるように中へ。

ここで日本民家園の半券を提示すると、大人入場料500円→400円になります。(企画展をやっている場合は800円→640円)

 

f:id:komadakoma:20180611150737j:plain館内は基本的に撮影できませんが、この椅子が並べられているスペースは撮影可能でした。

 

岡本太郎と言えばやっぱり太陽の塔や、なんとなく「一風変わったパワフルな人」というイメージを持っているだけで、その他の絵画や彫刻などをじっくり観たことはありませんでした。

でもあらためて観ていると、戦中戦後という時代にこんな色遣いや作風ってすごいよなぁと思います。

 

さらに、慶應普通部を卒業し、現在の東京藝大に入学、両親の仕事についていきパリに滞在……

という経歴を見ると、なんだ、お坊ちゃんでエリートだったのか、と思いますが、

 

放蕩癖のある漫画家の父親と、世間知らずで家のことは何もできないお嬢様育ちの作家の母親に育てられた……

と聞くとなかなか大変そうです。

 

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f:id:komadakoma:20180611152156j:plain見学コースの一番最後、この位置からだけ写真を撮ってもいいとのこと。

うーん、それってどういう理由なんだろう。

この金と銀の像、裏側から撮りたかったんですけどね。

 

海外の美術館はたいていどこも写真を撮ってよかったり、窓から光が差し込んでいたりするところもあって逆に保存状態が心配になったりしますが、

日本の美術館はだいたい写真撮影は禁止で、必要以上に厳しいんじゃないかって気もします。

フラッシュをたかなければ良いのでは…。

ダメ?

 

あと海外の美術館でいいなーと思うのは、床に座り込んで写生をしている人たちがあちこちにいるところ。

なんかああいうのいいなぁと思います。

 

f:id:komadakoma:20180611153131j:plainグッズ売り場はかなり充実しているように感じました。

岡本太郎の作品は色使いやキャラクターなどがポップでキャッチーで、グッズにしやすいということがあるのかもしれません。

 

他の美術館などでよくある、単に絵をプリントしただけのマグネットやTシャツ、みたいなものはなく、グッズの種類も多いし、デザインなどもちゃんと考えられているものが多いと思いました。

 

f:id:komadakoma:20180611153301j:plainグッズ売り場横のカフェでひと休み。

日曜日でしたがここも意外とすいていて、ゆっくりできました。

 

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美術館を出てさらに階段を上っていくと、高さ30mの「母の塔」があります。

美術館のホームページ川崎市岡本太郎美術館の説明によると、

外装は、岡本太郎の「光らせるな、輝かせろ」というイメージを実現するため、「タローホワイト」という真珠色のクラッシュ・タイルを使っています。

「光らせるな、輝かせろ」……。

なんかわからんけどかっこいい。

 

しかもこれ、塔の先端部分を先に作って、それを押し上げるように塔を高くしていくという特殊な製法(ジャッキアップ工法と言うらしい)で作られたそうです。

 

その経過の写真を川崎市岡本太郎美術館のページで見ると、地面からにょきにょき塔が生えてきたみたいで、製作途中の現場を実際に見てみたかったなぁと思います。

 

f:id:komadakoma:20180611161241j:plainこの日は塔の下で、ボーイスカウトの子どもたちがお弁当を食べていました。

 

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岡本太郎美術館のホームページ↓↓↓

川崎市岡本太郎美術館

東京タワーも見える!枡形山広場と展望台

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美術館からまた来た道を戻って、今度は展望台へ行くべく階段を上っていきます。

この階段210段あるらしいんですが、これが地味にキツイ…。

 

f:id:komadakoma:20180611161823j:plain階段を上りきって右手に曲がりしばらく歩くと枡形山広場に到着。

 

f:id:komadakoma:20180611162013j:plain意外と立派な展望台がありました。

広場には家族連れがちらほらいて、子供たちはキャッチボールをしたり、親は氷結飲んでたり。

静かでのどかな広場で、春にはお花見客でにぎわうそうです。

 

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f:id:komadakoma:20180611162214j:plain意外に見晴らしはとてもよく、ズームにすれば東京タワーもばっちり見えます。

富士山は残念ながら霞んで見えませんでした。

 

この展望台、おせっかいおじさんが何人かいて、わたしのようにぼーっと眺めている人をつかまえては、

「何探してるの?スカイツリーはあそこだよ、レインボーブリッジはあっちで……」

と、聞いてもないのに過剰な説明を始めて、うっかり話に乗ってあげるとなかなか離してくれないので要注意です。

 

f:id:komadakoma:20180611162610j:plain山を降りて、スタート地点の生田緑地東口に戻ってくるとこんな説明書きが。

降りてくる途中に地層がむき出しになっている部分も多くて気になってたんですよね。

 

一番上の地層は、

「洗うと遠く鹿児島から飛んできた火山ガラスが見える」

 えっ⁉鹿児島⁉まじっすか……。

 

「どのようにして枡形山はできたのか?」

というブラタモリごっこをしながら、ハイキングを終えました。

まとめ

生田緑地って全然知らなかったんですが、すごい場所だったんですね。

1日では全部まわりきれないほどの広さで、本当に自然も豊かで見どころもたくさん。

それでいて1日過ごしてもたいしてお金もかからないし、家族連れにもいい施設です。

 

生田緑地内で食事やお茶ができるのは、

  • 日本民家園内の「そば処白川郷」(2018年6月現在はリニューアル中)
  • 日本民家園内の「cafe陣屋荘」
  • 岡本太郎美術館内の「カフェテリアTARO」
  • 生田緑地の中心部にある「cafe星めぐり」

の4か所でした。