完璧なカレーライス。

わたしは「ルー食い」である。

カレーライスの話だ。

わたしが初めて行くお店でカレーライスを注文するとき、最も心配なのが「ご飯とルーのバランス」である。

おそらく人よりもかなり多めにルーを必要とする「ルー食い」であるわたしとしては、味よりもまずバランスが気になる。

まずくて食べられないほどのカレーというものはそうそうないが、圧倒的にルーが少なすぎるカレーというものは結構な確率で存在するからだ。

Curry rice @ CoCoIchi 牛もつ+トマトアスパラカレー(CoCo壱番屋)
このくらいルーがたぷたぷだと安心。

「バランスは自分で調整しながら食べろ」

と言われそうだが、いやもちろん大人なのでそれもするのだが、だがしかし。

あまりにも大きな調整を必要とする一皿が来ると、もう食べる前から憂鬱な気持ちになる。

カレーを食べるよろこびよりも、ご飯とルーをうまく調整しないといけないというストレスの方が勝ってしまう。

そんなカレーは食べてみていくらルーがおいしくても、いやおいしければなおさら、ルーをこんなに少なく盛った店主にいったいどういうつもりなのかと問いただしたくなる。およそカレーを愛している者の所業とは思えない。

あなたは自分が食べるカレーをよそうときも、ルーはこの量なんですか?

と問いただしたくなる。

最近はわたしのような「ルー食い」にご配慮いただいたのか、+30円くらいでルーを追加してくれるお店もあってうれしい。

ルーが足りなくなったらいつでも追加できる、という安心感は目の前のカレーをおいしくする。

カレーを出すすべてのお店はこの制度を導入するべきだ。

カツカレーについても言いたい。

カツカレーを盛る順番としては、ご飯、ルー、カツ、もう一回カツの上に半分だけルー、が理想だと思うのだがどうか。

ご飯、カツ、カツの上からルー、だと、カツの下のご飯にルーがかかっていないばかりかカツがルーを吸ってしまうのでルー不足になることは明らかだ。

トッピングをする際の盛り方については、店主のみなさんに今一度熟考されるようお願いしたい。

2012年4月 京都_141

(こんなふうにカツがどっぷりルーまみれになっているというのもいただけない。

カツのサクサク感とルーのしみしみ感の両方を味わいたいのです。)

と、ここまでカレーライスについてうるさく書いて気づいた。

結局お店で食べるカレーというのは常に不完全なものなのではないか。

好きなように盛りつけ、ルーだけでもご飯だけでも好きなようにおかわりすることができる、家で食べるカレーライスこそ完璧なカレーライス。

最初から最後まで好きに食べることができる、ということが、カレーライスのおいしさを構成する大事な要素のひとつ、と言うのは言い過ぎか?

そういえば定食や、ラーメン、そば、うどんなど、他の食べ物についてはこんなふうに考えたことはない。

カレーライスは理性を失わせる食べ物なのかもしれない。

『カレーライス‼』
食べ物や食べることに関する本が好きな人はどれくらいいるんだろうわたしはなぜだか食べ物に関する本が好きだ。エッセイにしろマンガにしろ、「食モノ」を見つけるとつい立ち止まらずにはいられない。 料理本などは「写真集」としてみているフシがあり、いく
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