裁判の傍聴・今のところ犯罪者でも被害者でもないわたし

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裁判の傍聴に行ってきました

霞が関にある東京地方裁判所。

丸の内線霞が関駅、A1出口を出たらすぐです。

裁判は平日の10時~12時、13時~17時頃までやってます。

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裁判の傍聴に来たのは5回目くらいですが、前に来たときより立て看板が増えているような。

ものすごい情熱のかたまりというか狂気というか…すごいですね熱量が。

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裁判所の中へ

入口が一般客用とスタッフ用とふたつあるので、一般客用の入り口から入ります。

入るとすぐに、空港にあるような荷物チェックと、ゲートをくぐって身体チェック。

それが終わると、中央に『公判開廷予定表』のファイルが置いてあるのでそれを見て、観たい裁判を探します。

観たい裁判を選ぶ

民事と刑事のファイルがありますが、民事裁判は書面でのやりとりが多く初心者にはわかりづらいとのことなので、刑事裁判のファイルから探します。

ファイルには、覚せい剤取締法違反やわいせつ罪、暴行などといった被告の罪状と、その裁判が何回目なのか、何時にどの部屋で行われるのかなどが書かれています。

ファイルは持ち出し厳禁、館内は撮影不可なので、観たい裁判の部屋番号などをいくつかメモってからエレベーターホールへむかいます。

わたしはこの日、住居侵入・強姦罪と、暴行罪、ふたつの裁判を選びました。

いざ法廷へ

部屋の前に、今日この部屋で行われる裁判が貼りだされているので確認して、傍聴人用入口から入ります。

部屋には小窓がついていて、部屋に入る前に中の様子を見ることもできます。

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裁判、一件目

被告はウイグル人男性、住居侵入・強姦罪

最初に観たのは、住居侵入・強姦罪。

おそらく前回に被害者の女性の証言があり、今回は被告のみ登場。

被告はウイグル人で、日本語はある程度話せていましたが、ときどき通訳の人を交えてました。

被告が語った事件のあらましはこうです。

去年のクリスマスの夜、被告は友人たちとお酒を飲み、朝方9時過ぎに自宅の最寄り駅に到着。

クリスマスで多少のお酒も入ってハッピーな気分だった被告は、駅前にいたかわいい女の子Aさんに声をかけ、なんとかラインを交換するところまでこぎつけた。

だが被告のスマホの電池がなくなってしまったため、AさんのラインIDをメモしようか…と考えていたところ、意外にもAさんが「うちであなたのスマホを充電してあげる」と言ってきた。

Aさんは自分に好意を抱いていると感じた被告は、セックスできるかもしれない、という期待を抱きAさんについていった。

ところがAさんは、被告のスマホを持って自分だけ部屋に入り、被告を外に待たせたまま数分しても戻ってこない。

部屋のドアをノックして部屋に入れてくれと言うと、ドアが開き「彼氏にバレたらやばいからだめ」とAさんが言った。

嫌がっているそぶりは見せていても、本心はそうじゃないはず、と思った被告は「大丈夫大丈夫」と強引に部屋に入った。

ベッドに並んで座ってしゃべり、あなたとセックスがしたい、と言うとまたもやAさんは「彼氏にバレたらやばいからだめ」と言った。

しかし会話の末、最終的にはAさんが折れて、「じゃあやるならゴムつけて」と言ったので、ゴムをつけて行為におよんだ。

このとき被告もAさんも、服は自ら脱いだ。

被告はゴムをつけたペニスをAさんにこすられ、興奮のあまり挿入する前に射精してしまった。

その後すぐまた挿入しようと試みるも、Aさんの陰部から血が出ており生理中だということがわかったので、気持ちが萎えてしまい、結局挿入はせずに終わった。

行為に及ぶまでのあいだ暴行や脅迫はいっさいしていない。

というのが被告の主張。

うーーーーーーーーん。

これはあくまで被告が主張する「事実」で、Aさんのほうの証言を聞いていない状態ではなんとも言えませんけども……

初対面の外国人男性をいきなり家にあげるというのは、事実だとしたらすごいですが……。

被告の言っていることのところどころが嘘だとしても、それを嘘だと証明するのはかなり難しいんじゃないかと思いました。

性犯罪を裁くことのむずかしさ

性犯罪被害者である女性が、法廷に立って証言することの困難さはよく聞きますし、わかっていたつもりでしたが、いざ実際の法廷を観てみると改めてこれはキツイな、と思いました。

強姦罪は「少しでも挿入したかどうか」が重要らしく、検察官が被告に対して

「ペニスを陰部におしつけたときに、少しでも中に入っていませんでしたか?ほんとに?ほんとに少しも入ってない?」

と何度も何度も確認していたり、

「Aさんからペニスを触ってきたと言ってますが、Aさんはどれくらいの時間、どんなふうに触ったんですか?」

とこと細かに聞いたり。

この日は被告に対する質問だったのでまだいいですが、これと同じ質問が被害者女性の方にもされると思うと、相当キツイですね。

それに、結局のところ「合意」が形成されていたか否か、なんて証明のしようがないでしょう。

暴行されて脅されたというような物的証拠や目撃者でもいない限り、水掛け論になってしまいます。

今回のような事例では、どんな判決が出るのでしょうか。

次回の法廷は来月なので、予定があえばまた観に行ってみようかと思います。

痴漢もむずかしい問題ですよね。

偶然なのか痴女なのか、今そこにある危機
男性と女性で、立ちはだかる危機は異なる。 彼氏が家に帰ってくるなり、今日めちゃくちゃ怖いことがあったから聞いてくれと言ってきた。要約すると、こんな話。 朝の満員電車で、10代後半の女性が真正面から入ってきて、後ろから押されるいきおいもあって
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 裁判、2件目

被告はどこかの組の方、暴行罪

2件めの法廷に向かおうと、わたしはエレベーターホールでエレベーターを待っていました。

ようやく来たエレベーターに乗り込もうとすると、男性の団体10人ほどがわたしと前後するようにして乗り込んできます。

彼らが押したボタンは4階。わたしが行こうとしているのも4階です。

あ。これ被告の仲間だ。

エレベーターの中は、いかにもな見た目のやーさんの方々10名とわたし。

「何階ですか?」と聞かれたので、「あ、わたしも4階です」と答えて4階でいっしょに降ります。

「もしかして同じ部屋?」と安田大サーカスのクロちゃんをちっちゃくしたような男性が笑って聞いてきたので、「たぶんそうです」とわたしも笑って答えました。

「僕はこいつらみたいな人間とは違いますからね」なんて冗談を言ったり、かわいいクロちゃんです。

裁判自体はあっさり終わったのですが、やーさんのなかの一人の男性が裁判中なのにかまわず被告に「お前太ったな」と話しかけたり、隣りのやーさんと自宅のリビングにいるかのように私語をしまくって注意されたりと、いい年なのにイキった中学生みたいでした。

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 裁判傍聴のススメ

不謹慎と言われればそうなのかもしれませんが、やっぱり裁判傍聴は「おもしろい」です。

ドラマのような、弁護士と検察官の丁々発止のやりとり、みたいなものはそうそうありませんが、普通に生活していたら見えない人や世界がかいま見えて、いろいろと考えさせられます。

なにより、映画やドラマと違って実際に起こったこと、ということはそれだけで興味をひきます。

そして、犯罪者にも被害者にもならずに生きていることが、とても幸運に思えます。

霞が関で裁判傍聴、帰りに新橋に寄って一杯やる。というコースはどうでしょう。どうでしょうというか、わたしがたまにやるパターンです。

そういえば新橋の交差点で一度、阿曽山大噴火さんを見かけたことがあります。

傍聴に行ってたらいつか会えるかもしれません。だから何だって感じですけど。

映画化もされましたね。映画はいまいちだったよーな。


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コメント

  1. あ@ より:

    悪趣味
    本人達にとっては必死で傍聴なんて見られたくなんてないでしょうに
    おもしろいとはね

  2. komadakoma より:

    人間の営みというのはおもしろいものです。