わたしはタバコを吸いません。
でも、喫煙所はもっと増えたらいいのにと思ってます。
そんな非喫煙者の人はいないんでしょうか?
非喫煙者のわたしが感じるわずらわしさ
わたしの彼氏は喫煙者で、友人にも喫煙者は何人かいます。
彼らと一日外に出て行動をともにすると、非喫煙者のわたしには、何をするでもなくただ待たされるだけの時間、というものが必然的に発生します。
彼らが喫煙所に、タバコを吸いに行くからです。
わたしは少し離れた場所で待っているだけ。
犬のように。
よく晴れた日の昼下がり、気分良く歩いているところに
「あ、喫煙所あるからちょっといい?」
と何度も言われると、またかよ、と思って若干イラッとします。
思わずため息が出るものの、しょうがない。
頻尿のじじいみたいなもんだと思ってがまんしています。
わたしも女子トイレが混んでたりすると待たせることあるしね。
うん、しょうがない。
まぁこの「イラッ」はまだいいんです。
もっとイラつくのは、喫煙所が見つからないとき。
喫煙者に対して風当たりが強くなるいっぽうの昨今、喫煙所がなかなか見つからないことがたまにあります。
そんなときわたしは、喫煙所か喫煙できるお店が見つかるまで、意味もなく彼らについて歩くはめになります。
犬のように。
タバコが吸えなくてイライラしはじめる彼らと、無駄に歩かされてイライラがつのるわたし。
歩けども歩けども、目につくのは禁煙マークばかり。
……
……
……
……
喫煙所もっと増やさんかいぃぃぃ!!!
と思うわけです。
ふだんわたし個人にとってはなんの用もない喫煙所ですが、喫煙者と一緒にいるときは、非喫煙者であるわたしの行動と機嫌にもかかわってきます。
そんなしっかりしたスペースじゃなくても、もうちょっと吸える場所があってもいいんでないかい?
と思うわたしのような非喫煙者は少数派なんでしょうか。
タバコはあらゆる病気をひきおこし、ひいては他人にも被害をおよぼす害悪でしかなく、いまだにこんなものを吸っているのは時代遅れのバカである
というような考え方が最近では主流となってきているのかいないのかはともかく、非喫煙者のわたしは特にそうは思っていなくて。
まぁ吸いたい人は吸えばいいと思うし、煙に対してもよっぽどの密室とかでなければわたしは気になりません。
「副流煙のほうが体に悪いんだよ~」
なんてことをしたり顔で言ってくる喫煙者はぶっとばしたくなりますけど。
たしかに煙はにおうし、健康にいいともいえないし、掃除も大変だし、食事中にタバコを吸う人については、せっかくのおいしいごはんが台無しになってない??とも思います。
でも体にいいものばかりを欲するわけじゃないのが人間だし、いつも合理的な行動ができるわけじゃないのも人間だし、自分と違う人間のことも受け入れて生きてくのが社会ってもんだし。
歩きタバコやポイ捨てなんかをするやからはもちろん言語道断ですよ。
でもなんだか、ここ数年の禁煙ファシズムには異常なものを感じます。
タイトルにあげたような考えかたを持っていて、自分たちの側に絶対的な、疑う余地のない正義があると信じている「禁煙原理主義者」の人たち。
そして自分には相手を攻撃する「正当な」権利があると思っていて、それをためらいなく行使する人たち。
そういうのってわたしにとっては、すごく怖い。
恐怖レベルは副流煙どころの話ではありません。
しかしここまで虐げられてもタバコを吸うのを辞めない、辞められないひとたちというのも、なかなかに大変であることよのう……とも思いますが。
わたし自身はタバコを吸わないので、タバコがこの世から消えたとしてもいっこうにかまいません。
でも、タバコなんてなくなってしまえばいい、とも別に思いません。
タバコを吸いたい人と吸わない人が仲良くやっていけたらいいよね、と思っています。
どちらかが「絶対的正義」のうえに立って相手を非難・攻撃するんじゃなくて、 まぁまぁ、この部分はわたしが譲るんで、こっちの部分はあなたが譲ってくださいよ。的なゆるさをお互いが持てたらいいなぁ、と。
喫煙問題にかぎらず、他人に対する不寛容を続けていると、結果的には自分も生きづらい世界になっちゃうし。
自分にとって都合のわるい人間を排除するより、共存することを考えていけるような世界にわたしは住みたいのです。
変な国・日本の禁煙原理主義 | 愛煙家通信 Web版 – 喫煙文化研究会1
解剖学者の養老孟司さんと、劇作家の山崎正和さんの対談。
「副流煙の方が有害だという科学的根拠はない」
と養老さんはおっしゃってますが、どうなんでしょう。
コメント
私も非喫煙者ですが、喫煙に関してはアライ(という言葉を使ってよいのかわかりませんが)。私はトイレが異常に長いので、“頻尿のじじい”にウケました。そういう感覚で待たせてたのかもなー、と。
アライ…同盟とか支援って意味ですかね?ググりました…。
わたしと同じような非喫煙者の方がいて安心しました!