焼き納豆丼をつくってみた。発酵学者・小泉武夫先生のレシピ

読書レビュー

焼き納豆丼のつくりかた

またまた小泉武夫先生の本からの紹介です。

以前紹介した『絶倫食』のなかでは、江戸時代の庶民のスタミナ食のひとつとして、納豆がとりあげられていました。

江戸時代、男性が「今夜はがんばるぞ」ってときには納豆汁を食べていたんだとか。

そして今回読んだ本では、「これほどうまいものはこの世の中にないだろう」

と小泉先生絶賛の「焼き納豆丼」が紹介されていたので、つくってみようと思います。

【材料】

納豆 1パック
卵 1個
ごはん どんぶり1杯
サラダ油
かつおぶし
しょうゆ    各適量
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①フライパンに油をひいて、納豆をポンと入れる。と書いてあったので、かきまぜずに入れてみました。
②納豆の中央にくぼみをつけて、そこに生卵を割り落とす。
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③フライパンに少量の水をいれて、どんぶりをかぶせて3分ほど蒸し焼きにする。
しばらくすると、納豆のニオイがむわ~~んとただよってきます。
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④焼けたら、卵をくずさないようにそーっとフライ返しでとり、ご飯の上にのせる。
かつおぶしをばーっとかけて、しょうゆをたらーり。
完成!

焼き納豆丼の感想

焼き納豆丼を食べた正直な感想としては、

「これほどうまいものはないだろう」というのは言い過ぎ
です。
まぁでもたしかに、焦げ目がついた納豆は、ふだんふつうに食べている納豆とは味も食感もちがってておいしい。
そこにかつおぶしととろーり半熟卵にしょうゆ。
そりゃうまいです。
今回わたしが作ったのはちょっと焼きが甘かったですが、けっこうしっかりめに焼いた方がおいしくなりそうです。
くさみが多少消えるので、納豆が苦手な人でもイケるかもしれません。

そして、納豆・しょうゆ・かつおぶしという発酵食品まみれのところに、さらに卵。

滋養強壮にいいことは間違いありません。

納豆は腐らない

古い納豆の表面が白っぽくなっているのを見たことないですか?

わたしはわりとあります……。

あれはチロシンというアミノ酸です。

古くなって納豆の表面の水分がとんだことで、チロシンが結晶化したものなので、腐っているわけではなく、食べても問題ありません。

小泉先生は、むしろ冷蔵庫のなかでカピカピになっている納豆のほうが、水分がとんで味が濃くなっているので好きだということでした。

なるほど。

これで納豆を賞味期限内に食べ忘れても、自信を持って食べられます!

今回の焼き納豆丼はおかめちゃんでつくりましたよ。

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