ブログを始めて1年とちょっと。
超めんどくさがりなのと、ネット上での距離感がよくわからないのとで、他のブロガーさんとからむことがあんまりなかったわたし。
そんなわたしが、初めてブロガーさんに実際にお会いしてきました!
初めてブロガーさんにリアルで会う、という体験
お会いしたのは、こちらのブログを運営されている岡山県在住のmegさんです(id:yukimegri)
この記事を見たのがきっかけで読者登録をしたんじゃなかったかな?たぶん。
三重から岡山に移住というのもまた珍しい…と思いました。
お会いすることになったきっかけは、megさんが、岡山市内のある喫茶店に関する記事についてツイートされたことでした。
そのツイートを見たわたしが「実家の鳥取に帰るついでに児島競艇場に行って、そのまたついでにこの喫茶店に行きたいなー」
とつぶやいたところ、
「お盆は多分暇してるので、行かれるときはよかったらお声がけくださいね!」
と返信が。
ひぃぃぃぃぃ
まじっすかぁぁぁ
しかもそのあと、「こまさんにお会いしてみたかったので!」
とまで言っていただき、ふたたび
ひぃぃぃぃぃ
まじっすかぁぁぁ
この人はわたしのような者になぜそのようなことを言ってくださるのか……
と思いながら、わたしもmegさんのブログやツイートを見ていて親近感のようなものを感じていたので、とんとん拍子にお会いすることが決まりました。
待ち合わせは、岡山駅前にある桃太郎が乗っかっているポストの前、ということで意見が一致。
すると、二人ともまさかの「白いトップスに紺色のパンツ」かぶり。
そしてハンカチがわりに手ぬぐい持参なのも一緒。
持参したお土産の形とサイズ感まで一緒でした。
予想していた通り、話しやすそうなかわいらしい雰囲気のmegさん。
ブログやツイートを見てきたからなのか、初対面という感じがあまりしません。
なんだか不思議な感覚でした。
目的の喫茶店までは歩ける距離ですが、炎天下のなか歩くのもしんどいので、軽く自己紹介をしつつ路面電車に乗ってむかうことに。
岡山の路面電車、かわいいです。
目指す喫茶店は、コトリスさんが紹介されていた「コーヒールームキャッスル」
めちゃくちゃいい雰囲気の写真に期待がふくらみます。
電車を降りて、てくてくとアーケードと路地を歩いていきようやく到着!
わーい!
と思ったら、まさかのお盆休み……!!!
お店のお盆休みをmegさんは電話で確認してくださり、わたしもネットで確認したのにーーーーーー。
なぜだ……なぜなんだ……
と思いながらも、わたしたちはあっさり気を取り直して別のお店を探すことにしました。

アーケードや、その横に広がる路地を歩いていると個人店が多く、それらのお店を眺めながら歩いているだけでも楽しいです。
「こじゃれたお店よりも渋いお店の方がいいよね」という合意のもと、megさんが気になっているお店があるとのことで、そちらに行ってみることにしました。
昭和にタイムスリップしたような「軽食喫茶一(はじめ)」

megさんが気になっていたというお店がこちら。
一産業(株)……。
店の佇まいといい、これは確かに気になります。

店頭にあったメニューを見ると、意外にも?英語対応してました。

テレビでは高校野球が流れ、古く雑然とした店内は「ザ・昭和の喫茶店」といった感じ。
席数もそこそこありますが、今はおばちゃんが一人で切り盛りされているようです。
しかしこのおばちゃんが、あとでわかったんですがなかなかクセのあるおばちゃんでした。
ちなみに、この写真の中には猫がいますがわかりますでしょうかー。

生姜焼き定食は、タマネギとロース肉を炒めるわたしの好きなタイプのやつ。
ふつうにおいしいし量もちょうどよかったです。
横に、マヨネーズがぶちゅっとほしいところ。
食べながら、お互い敬語で話をしているわたしたちにおばちゃんが、「あんたたちなんで敬語で話してんの」
的なことを聞いてきたので、
わたしたちは今日初対面で、ブログやってて……
とおばちゃんに丁寧に、おっとりと説明するmegさん。
優しいし大人ですね……。
説明すんのめんどくせーなー、とか思っててすみません。
お客さんのじーちゃんと競艇の話しててすみませんです。

食事を終えたあと、喫茶店のとなりの謎のギャラリースペースをのぞいてみると、さっきまで喫茶店の方で寝ていたお猫様が、いつのまにかこちらでお休みに。

おそるおそる近づいてカメラを向けると、この顔。
美形で気が強そうな子です。

部屋を出ようとすると、megさんがもう1匹の猫を発見!
よく見つけましたねこれ。
残念ながら足だけしか見れませんでした。
さて、お腹も満たされたので、コーヒーでも飲みますか。
ってことで次は喫茶店へ。
ふたたびアーケードや路地を寄り道しながら歩いていると、良さげな喫茶店やカフェがぽこぽこあります。
岡山ってけっこう喫茶店充実してるのでは。
個人店ががんばってる街は豊かでいいですね。
広々とした店内がうらやましい「もなど喫茶店」

迷った末、こちらもmegさんが気になっていたという「もなど喫茶店」へ行ってみることに。
アーケードの中の2階です。


店内は予想していたよりも広くて、しかもその広さのわりには席数が少ない、かなり贅沢なスペースの使い方!
東京で、ギッチギチにテーブルと椅子が詰め込まれたコーヒーチェーン店に慣らされた体には、望外の自由!
やっぱ喫茶店はこうでなくっちゃ。
喫茶店にしろバーにしろ、地方のお店はこういうスペースの使い方ができるのがほんといいですね。

megさんは、なんだか難しい名前のホットコーヒー(覚えられなかった)を、わたしはコーヒーフロートを注文。
ここでいろいろと仕事のこと、結婚のこと、旅行のこと、ブログのことなど、お互い思いつくままに話しました。
すると驚くほど共通点が多く、基本的な生きる姿勢みたいなものも似てるのかなーと思ったり。
特に、megさんが岡山に移住した経緯や働き方に関する話はとても興味深く聞かせてもらいました。
本当に時間が過ぎるのはあっという間。
二日酔いじゃなかったら、昼から飲めるところがあるから飲んでもよかったんだけど……
と言ってくれたmegさん。
わたしも飲みたかったです!
次回は飲みましょう、酒。
はしごしましょう、ぜひ。
megさんの紹介で、美観地区の中の隠れ家的居酒屋「ジャンゴ」へ

megさんと電車のなかでお別れしたら、わたしは倉敷の美観地区へ。
予約していたゲストハウスにチェックインをすませ、美観地区をかるくお散歩。
夜はmegさんに教えてもらった居酒屋さんから、はしご酒をスタートさせることに決めていました。

教えてもらっていなければたどり着けなかったような、細い路地の奥にあるお店、「ジャンゴ」
町家を改装して造られたそうです。
待ちきれず、開店の18時とほぼ同時に入店しました。

カウンターからの良い眺めと、初めて入るお店でメニューを熟読するよろこび。

肴はなにを頼んでもおいしく、酒がすすみます。
お店のスタッフは、料理を作りながら接客もする男性の店長さんと、ドリンクと接客を担当する男性の2人。
カウンターに座る常連さんたちの様子を見ていると、ご飯を食べるというよりも、彼らと話したくて来るお客さんが多いようでした。
「家でご飯食べなきゃいけないから」と、ジントニックだけを2,3杯飲んでちょっと話して帰る男性がいたりと、バー的な感じとしても利用されていて、とてもいい雰囲気のお店です。
このお店を教えてくれたmegさんに感謝!
そして、2軒目はどこに行けばいいのか店長さんに聞いて2軒目へ向かいます。
古民家の蔵を再生したバー「サロン・ド・リックス」

美観地区の中にあるバー、「サロン・ド・リックス」
一応路面店、と言っていいのでしょうか、通りから入り口の扉までが遠い!

扉までの長い通路を歩いている途中で不安になるのか、引き返してしまうお客さんもけっこういるんだとか。
こういう造りはバーらしくていいと思いますけどね。

もとは古民家の蔵だったというこのお店、入り口から想像していたよりも中は広く、テーブル席もいくつかありました。
やっぱ岡山に来たからにはフルーツカクテル飲まなきゃかなぁと思ってたんですが、結局ウイスキーが好きなのでウイスキーを。
カウンターにはとても若いバーテンダーさんが一人で立っておられました。
他にもスタッフはいるそうですが、お盆は暇なので一人営業とのこと。
うーん……バーテンダーさん、正直若すぎかな⁉
話していてちょっとお子様な感じのするそのバーテンダーさん、かわいらしいんですけどわたしにはちょっと物足りませんでした…。
てことで、「ジャンゴ」の店長さんに教えてもらったもう一軒の方のお店にも行ってみることに。
お店は、わたしが泊まっているゲストハウスの目の前にあるそうなのでちょうどいいです。
看板のない不思議なお店「野の」
目の前にお店……
目の前にお店……
ないよ???
看板もなにも見当たらない……
と思っていると、

ん??もしかして、ここか???
ここなのか???
民家の明かりと思って見過ごしてしまいそうなほど、路地の暗闇のなかに小さな明かり。
おそるおそる明かりの方へ行って扉の奥をのぞいてみると、果たして、そこはお店でした。
店名は、「野の」
そっと扉を開けて入ってみると、これまた予想外に奥行のある空間に、店主のこだわりや趣味嗜好がすみずみにまでゆき届いているような内装。
お客さんは、長いカウンターに常連と思しき男性が一人。
カウンターの内側に立つのは、50歳前後くらいでしょうか、白髪交じりのショートヘアの女性が一人。
わたしに向けられた二人の目が、珍しいものを見るような目に見えて、一瞬たじろぎます。
カウンターの奥に並べられた、ラフロイグやラガヴーリンなどのアイラ系のウイスキーや見たことのないジンなど、なかなかかたよりのある品ぞろえに驚いていると店主が一言、
「うちはドリンクメニューってないんですよ」
なるほど…これは難しいお店だ……
と思いながら、とりあえずハイランドパークのロックを注文。

すると、わりとしっかりめのお通しが出てきました。
ハイランドパークと茄子のあげびたし。
初めての組み合わせです。
ダイニングバーというかなんというか、とても不思議で素敵な雰囲気のお店だったので店内の写真も撮りたかったんですが、ちょっとそれがはばかられるような空気だったので、写真はこの一枚だけ。
〆として注文した「パルミジャーノと黒コショウのパスタ」は、なんとパスタの茹で時間が18分!
0時前にそんなものを注文するのもどうよ、って話なんですが、思った通りおいしい。
店主こだわりのパスタはもっちもちで、チーズと黒コショウがウイスキーと合ってとてもおいしかったです。
最初はとっつきにくいと感じた店主の女性とも帰るころにはすっかり打ち解け、
「鳥取に帰省するときは毎回倉敷に寄ればいいじゃない」と言われて
うん、そうしよう!
と思ったのでした。
ブログをやっていなかったら出会えなかった人たち
ブログとツイッターがきっかけで会うことができたmegさん。
megさんに教えてもらったおかげで行けたお店「ジャンゴ」
「ジャンゴ」の店長さんに教えてもらったおかげで行けた素敵な2軒のお店、「サロン・ド・リックス」と「野の」
こんなふうに良い出会いがつながっていくことは、生きてく楽しみのひとつです。
ブログやってるとこんなこともあるんだなぁ。
きっかけを作ってくれたmegさんには本当に感謝です。
ありがとうございました!
次回はぜひ、はしご酒しましょう!
……
とまとめようと思っていたら、
megさんがわたしと会ったことを記事にしてくださったことがまたきっかけになり、
こちらの食べ歩きブログを運営されているあまむらさんとTwitterでつながりました!
次回は、megさんとあまむらさんとわたしの三人で飲みに行けるかも???
出会いは続くよどこまでも……
無職の時期にやることなくてなんとなく始めたブログでしたが、やっててよかったです。
これからもいい出会いがありますようにー!
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