読書レビュー

読書レビュー

『亡命ロシア料理』おたまを持ち、最前線で闘う兵士たちよ!

いちいち笑える異色の文学的料理エッセイ1977年、ソ連からアメリカに亡命(移住)したふたりの文芸批評家、ピョートル・ワイリとアレクサンドル・ゲニスによって書かれ...
読書レビュー

『目の見えない人は世界をどう見ているのか』感想。「常識」がくつがえされる痛快さ。

「目の見えない人は世界をどう見ているのか」?今こうしてパソコンの画面を見ながらブログを書いているわたしも、それを目で読んでいるあなたも、「目が見える人」です。「...
読書レビュー

誕生日を祝われたくない。そもそも「誕生日」ができたのは昭和になってから!

誕生日はいつもどおり、何事もなく過ぎていってほしいわたしは誕生日を祝われることが苦手だ。「今日誕生日だよね?おめでとー」と軽く言われるくらいなら「たはは…ありが...
読書レビュー

『波の音が消えるまで』沢木耕太郎/ギャンブルについて書かれた文章は楽しい

バカラに淫していく主人公の物語いままで博打には全く興味がなかった主人公・航平が、たまたま立ち寄ったマカオのカジノでバカラにのめりこむ。必勝法を求めてひたすらバカ...
読書レビュー

『オトコのカラダはキモチいい』男は自分の体が性の対象になるということに慣れていない?

男性にこそ読んでほしい本タイトルおよび、『昭和元禄落語心中』でおなじみの雲田はるこさんの美しい表紙絵と扉絵にひかれて買いました。痴女ものAV監督として、マゾ男性...
フィリピン

『フィリピンパブ嬢の社会学』感想・フィリピンパブ嬢と結婚するということ

フィリピンパブってほんとにどこの街にもあるし、フィリピン人と結婚してるって人もけっこういますよね。以前、こんな本を読みました。フィリピン人女性と結婚してフィリピ...
フィリピン

【フィリピン】困窮邦人はたしかに「自業自得」だけれども。

「困窮邦人」と呼ばれる人々いきなり本の紹介から入りますが、日本を捨てた男たち フィリピンに生きる「困窮邦人」posted with ヨメレバ水谷 竹秀 集英社 ...
読書レビュー

自己肯定と自己受容の違いについて考える

勘違いされがちな「自己肯定」と「自己受容」先日書いたこの記事のつづきというか、障害者の方について考えていたら「自己肯定」と「自己受容」の違いというところに行きつ...
読書レビュー

ココズレ2でハライチ岩井の「障害がなくなるかわりに他の誰かが障害者になるとしたら?」という質問の何がいけなかったのか

「最もズレてる健常者」?ハライチ岩井昨日NHK『バリバラ』を観ていた。『バリバラ』は、いろんな障害を持つ方が、自分の障害や生活などについてざっくばらんに話す番組...
読書レビュー

焼き納豆丼をつくってみた。発酵学者・小泉武夫先生のレシピ

焼き納豆丼のつくりかたまたまた小泉武夫先生の本からの紹介です。以前紹介した『絶倫食』のなかでは、江戸時代の庶民のスタミナ食のひとつとして、納豆がとりあげられてい...