【ミャンマー】ヤンゴンの環状線で途中下車の旅。日本車両に乗って学生街へ。

ミャンマー
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 ヤンゴンの環状線の乗り方

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38ある駅を約3時間かけてのんびりと一周するという、ヤンゴンの環状線。

ヤンゴンに暮らす人たちの生活を垣間見たい、でも3時間乗ってるのははちょっとダルいな……ということで、

わたしたちはヤンゴン中央駅から乗り、ヤンゴン大学のあるHledanという駅で途中下車してみることにしました。

帰りはタクシーです。

※わたしが見た時刻表は地球の歩き方2016~2017に載っていたものですが、 どうやら2018年2月~工事のためダイヤの変更があったそうなので、一度駅に行くか、ホテルの人に確認してもらうことをおすすめします。

ヤンゴン中央駅は、ボーヂョー・アウンサンマーケットからは陸橋をわたって徒歩8分ほどのところにあります。

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むむ?けっこうぼろい?

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駅員さんに環状線のチケット売り場をたずねると、6、7番線へ行くように言われたのでホームへおりてみます。

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日本では見ないタイプの不思議な形の車両です。

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わたしたちが乗る環状線は、赤いライン。

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このクリーム色の建物がチケット売り場でした。

この売り場はホームにいくつかあるのですが、窓口によって買える切符が違うみたいなので聞いてみましょう。

なにしろ英語の案内がないので聞いてみないとわかりません。

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なんとも簡素なチケット。英語表記なのは外国人用だから?

環状線一周で200k、約16円です。安い!

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車両はエアコン付きとそうでないものがあるようです。

わたしたちが乗ったのは、エアコンなしの車両。

ドアも窓もなく開放的で、景色を楽しむならエアコンなしの車両の方がいいですね。

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乾期のミャンマーはとても湿度が低いので、日陰にいさえすればそんなに暑くはありません。

扇風機もありましたが、窓とドアから入ってくる風でじゅうぶん涼しさを感じます。

トイレもついている車両とそうでないものがあるようなので、事前にすませておいたほうがいいです。

電車は定刻より15分遅れで出発しました。

車内のようすと注意点

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出発を待っているあいだはこれくらいすいていたんですが、最終的には席は全部うまり、ヤンゴンを過ぎてからはさらに乗客が増えて、写真を撮るのもままならないほど満員状態になりました。

乗客が少なく、のんびり鉄道旅…みたいなのを予想していたので、そこはちょっと意外でした。

いつもこんなに満員なのか、たまたまだったのか…。

走り出してわかった唯一の注意点としては、降りる駅がわかりづらい!

車内アナウンスもなく、駅に着いても駅名はミャンマー語だけで書かれていて、英語表記があるところとないところがあります。

なので、途中下車したい駅があるときは、ミャンマー語の駅名と照らし合わせながら地図で今電車がどこを走っているか確認するなど、注意が必要です。

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これはまだ満員になる前のようす。

体感的には時速30㎞ってとこでしょうか。

バガンからマンダレーにも電車で行ったんですが、そのときと同じく、車やバイクより遅いです…。

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車内には物売りの人がたくさんいて、ジュース、果物、本、生活用品など、なんでも売りにきます。

10歳くらいの子供が売っていた、チューペット的なものを買ってみました。

これ、オレンジとメロン味かなって、思うじゃないですか?思いません??

色は関係なくふたつとも同じ味で、しょっぱいようなちょっと酸っぱさもあるような……今まで食べたことのないえも言われぬ味でございました。 

そして、満員状態になっても大きな荷物をかかえて車両から車両へと歩くたくましい物売りの人たち。

今ここで買わなくてもいいんじゃないかい?と思うような物もけっこう売れていました。

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ある駅に停車してから、乗っていた電車が一向に発車しようとしないのでホームに降りてみます。

しばらくすると、ホームにミャンマー語のアナウンスが流れ、電車に乗っていた人たちのほとんどがホームへ降りてきました。

相変わらず英語のアナウンスはないので事態がよくわからず、周りにいた物売りの人に聞いてみると、向かいのホームに来る電車に乗れとのこと。

わたしたちが乗っていた電車は、山手線でいうと「品川止まり」的な感じだったのか、それともなにか不測の事態で止まってしまったのかはわかりませんでした。

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そして向いのホームに来たゆっくりとやってきた電車は、なんと日本の車両。

日本の車両がミャンマーで活躍しているとは聞いていましたが、ここで会えるとは!

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キハ40 542 と書かれたこの電車がかつて日本のどこを走っていたのかと調べてみると、

只見線という路線で会津若松~会津川口間を、磐越西線という路線で会津若松~野沢駅間を走っていたのだということがわかりました。

2016年の2月に廃車になり、ミャンマーへやってきたみたいです。

わたしはべつに鉄子ではないですが、なんだかうれしくなりますね。

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むむ?こっちはキハ40 578??

と思って調べてみると、やっぱり只見線と磐越西線を走ってました。

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ホームに対して日本車両の入り口の位置が高いので、乗りこむのがちょっと大変そう。

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電車を見送ると、そこには「回送」の文字が。

日本の車両、新天地でがんばれー!

学生街はやっぱりオシャレで活気がある!ヤンゴン大学周辺をぶらり。

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Hledanという駅で降り、ヤンゴン大学がある方向へむかって、特に目的もなくぶらぶらと歩いていきます。

なんとなくヤンゴン中央駅周辺よりも道や街並みがきれいというか、ちょっと小洒落ていて、こっちの方がなんだか都会っぽい感じがします。

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市場もとてもにぎわっていて、心なしか小ぎれいな印象。

若い学生向けと思われるおしゃれな服屋さんやカフェ、ショッピングモールがあったり、実際に若い子がたくさん歩いているので街にとても活気があるように感じます。

世界中どこへ行っても、やっぱり学生街はおしゃれなが店多かったり街全体に活気があるのでいいですね。

ヤンゴン大学の近くには、遊園地が併設されているというインヤー湖もあるので、このあたりはデートスポットとしても賑わっているのかもしれません。

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よさげなカフェがあったので入ってみることに。

みんなスマホいじってますねぇ。

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中はちょっとかわいい感じの飾りつけで、とても賑わってました。

働いている人はみんな若く、お客さんは学生らしき人から子連れのお母さんまでさまざま。

カフェでパソコンを開いている人、というのをミャンマーで初めて見たかも。

論文でも書いてる学生さんでしょうか。

ミャンマーのカフェのいいところは、どこもテーブルにあったかいお茶が置いてあって、自分が注文したものを食べ終わっても、そのお茶を飲みながらダラダラしていていいところ。

周りのお客さんを観察しながら、心おきなくダラダラさせていただきました。

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一応ヤンゴン大学まで行ってみました。日本でいうと東大みたいなもんですよね。

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入り口から校舎まで遠すぎ…。かなり敷地が広そうで、きれいです。

ヤンゴン中央駅近くのホテルまでは、ヤンゴン大学の前の道でタクシーをつかまえて帰りました。

料金は400k(約320円)

わたしたちは疲れていたのと帰りの飛行機の時間もあったので、インヤー湖の方まで行くことはあきらめてしまいましたが、活気のある学生街をぶらついてからインヤー湖でのんびり、というコースがいいかもしれません。

ミャンマーの鉄道に関する本ならコレ。

東南アジアの鉄道にたくさん乗ってきた著者は、あと少しで全路線を「完全乗車」できることに気づき、乗りのこした路線に全部乗ってやろう!という企画を立てます。

ですが、ミャンマーの鉄道は時刻表もよくわからないどころか、どの路線が運行しているのか廃線になったのかもよくわからない……

タイトル通り、ミャンマー鉄道に翻弄され下川さんが迷走しまくるようすが書かれています。

わたしはこの本をミャンマーに行く前に読んだんですが、ミャンマーに行ったあとでは下川さんの企てがいかに大変なことなのかがよーーーくわかりました。笑

いくつになってもこんな旅を続ける下川さんはほんとすごいです。

www.komadakoma.com

 ミャンマーの列車がいかに遅いか、という記事。

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