①モルドバ大使館に行ってみた(2017/01)

ヨーロッパ60日間旅行記
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 よくわかんないけどモルドバに行くことにした

仕事を辞めてとりあえず海外旅行にでも行こうと決めたのが2016年の年末。

 

私にとって海外旅行といえばだいたいアジアで、その理由はまず距離が近くて行きやすい、さらに物価が安い、飯がウマい、寒くない、顔立ちが近いのでなんとなく親しみやすい。……などなど。

 

でも今回は次の仕事も決まっていないし、とりあえず時間だけはある。

どうせなら遠くに行こうと思い、ヨーロッパに行くことにした。あとはどこから入国してどこから出国するか?いろいろと考えていたところ、知り合いに「モルドバは?」と言われた。

 

モルドバ???

 

なんですかそれ?

なんでも、ヨーロッパで一番貧しい国らしく、名産品はワイン。以上。

 

知り合いのモルドバについての知識はそれだけだった。

 

でもなんとなく興味をひかれたのでネットで調べてみたところ、観光情報や旅行記もあまり見つからない。そうだ、どうせ無職で暇だし、大使館に行けばなにか情報をゲットできるかも!と思い行ってみることにした。

 

まずは大使館に行ってみた

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……大使館ってこんな感じだっけ……?

神楽坂にある地味なビルの階段をおそるおそるあがってみる。

 

すると白い鉄の扉が閉まっており、インターフォンもない。そっとノックをすると、すぐに男性が顔を出した。若干怪訝そうな顔である。

 

なんとなく来てみただけの私はとっさになんと言えばいいかわからず、とりあえずしどろもどろに、えーっと、モルドバについて知りたいので、なにか観光案内とかありますか?とめちゃくちゃな英語で聞いた。

 

スタッフに招き入れられた部屋は、引っ越したばかりの部屋のように見えた。隣の部屋の奥のほうで、なにか大工仕事をしているような音が聞こえる。全体的に、とても簡素な部屋だ。

 

それでも一応棚の上には折り鶴や、模造品であろう日本刀も置いてある。

 

気をとりなおして再び質問。えっと、2月にモルドバに行こうと思うんですけど……と言ったところで、「Why?」と言われた。

 

 

「Why?」???

 

そんなに日本から観光で行く人がいないんだろうか。いないんだろうな。

 

しかしなんでと言われても……

ヨーロッパ最貧国がどんなところか見てみたいからとも言えず、

 

ワインの醸造所が観たいからです!!と答えた。

 

私はワインが大好きなので!!

これは嘘ではない。

 

彼はその答えに納得したようすで、あなたには特別にこれをあげよう、と、本棚から2冊のパンフレットを取り出した。

 けっこうお金がかかっていそうな、しっかりとした紙質のパンフレットで、おそらく数少ないであろうモルドバの観光地が載っている。もちろん説明は英語。

 

本当は、モルドバ国内にあるという未承認国家、沿ドニエストル共和国についても聞いてみたかったのだが、いかんせん私の英語力ではどうしようもない。

 

最後は、気をつけていってらっしゃい!と笑顔で送り出された。優しそうなとても感じの良い人だったので、いくらか不安がやわらいだ。

そして旅程はこうなった

 2/11 出国

 2/12~2/14 モルドバ

 2/15~2/19 ルーマニア

 2/20~ ? ハンガリー

    

***あとは適当***

 

    ?    ~ 4/13 イタリア

 4/14 帰国

 

モルドバとルーマニアには、一緒に暮らしている彼氏も休みをとって同行することになった。

そんなわけわかんないところに一人で行くなんてずるい!!ということらしい。私もひとりで未承認国家に行けるか不安なので、一緒に来てもらえるのは心強い。

 

60日という日にちも、せめてそんぐらいで帰ってきてよぉ~~~さみしいじゃないのぉ~~~という彼の意見を組んだ結果こうなった。

 

まぁ私の資金力と体力を考えてもこれくらいがいいのかもしれない。

 

 

ハンガリー以降、ひとりになってからの予定は未定。

たとえどんなおかしな事態になっても、私ひとりなので、他に迷惑をかける人もいない。

ある意味気楽だ。

 

 

 

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大使館に行く途中にあったお店。

クセがすごい。

 

 

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