遺跡の目的については、太陽崇拝の祭祀場、古代の天文台、ケルト民族のドルイド教徒の礼拝堂など、さまざまな説が唱えられているが、未だ結論はでていない。
─Wikipediaより引用。
という、謎の遺跡ストーンヘンジ。
周りの堀や土塁なども含めると、紀元前3000年頃から1520年のあいだにわたって建造されたと考えられているそうです。
スケールがでかすぎて、ちょっと何言ってるかよくわかんない。
学術的なことについてはさらによくわかりませんが、
「だだっぴろい場所にでっかい石がいくつもあって、それをみんなが見に行く」
っていう状況がなんかもうおもしろいです。
なのでわたしも行ってみました。でっかい石が並べられているのをただ見るために。
この記事ではストーンヘンジの実際のようすと、ベストな行き方についてレポートします。
ロンドンからストーンヘンジへはバスツアーで行くのがおすすめ
ロンドンの次に行く予定のスコットランドでの旅程のことで聞きたいこともあったので、
まずロンドン市内にあるJCBプラザに行ってみました。
おしゃれなデパートのなかの、すみっこの方にありました。
日本語で相談できるありがたさよ。
女性スタッフが3人ほどいて、とても話しやすくてよかったです。
いろいろ聞いて考えた結果、ストーンヘンジへはバスツアーで行くことに。
自力で電車とバスを乗り継いで行くこともできますが、ストーンヘンジがあるソールズベリーというところは田舎町なのでバスの本数も少なく、乗り継ぎがかなりめんどう。
さらに値段的にもツアーのほうがむしろ安い。
てことでバスツアーで行くことにしました。
ストーンヘンジ観光のみの半日プランで45ポンド(約6500円)というツアーを選択。
朝8時半にロンドンを出発し、2時間弱でストーンヘンジ着。
現地滞在時間は昼食も含めて2時間ほどで、午後15時にはロンドンに帰ってくるというプランです。
わたしが行ったのは3月下旬で、催行日の2日前でも予約できました。
直前に予約する人が多いのか、バスはわりと満席に近い状態だったと思います。
ガイドさんはいません。
現地についたらオーディオガイド(日本語あり)が渡されて、あとは集合時間まで完全に自由行動でした。
ベルトラのほうは、ストーンヘンジにバースとウィンザー城を加えた1日ツアーがあります。
これらの場所を全部公共交通機関を使ってひとりで周るのはかなり困難。ツアーを利用した方がかえって安くすんで、本数の少ない電車やバスの時間を気にすることなく観光できるのでおすすめです。
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奇妙な存在感を放つ巨石群にしずかに興奮
現地に到着してバスを降り少し歩くと、ふたたびバス停があります。
ストーンヘンジへは、ここから出るミニバスに乗って行きます。
乗車時間は5分ほど。
本数はたしか10分~15分に一本とか、そんな感じだったような。
帰りのバスの時間もちゃんと確認してから、いざストーンヘンジへ。
![ストーンヘンジ](https://komadakoma.com/wp-content/uploads/2019/01/20171016145234.jpg)
朝にはどしゃ降りだったのが、なんとか雨もあがってほっとしました。
見渡す限り続く草地のなかに、石が置かれている。
言ってしまえばただそれだけなんですが、
「おお……」としずかに興奮します。
この巨石群のまわりに道がつくられていて、ぐるっと一周しながら見学します。
![f:id:komadakoma:20171016145504j:plain](https://komadakoma.com/wp-content/uploads/2019/01/20171016145504.jpg)
ぽつんと離れて置かれているこの石についてもオーディオガイドでなんか言ってたと思うんですが忘れてしまいました……。
![f:id:komadakoma:20171016150159j:plain](https://komadakoma.com/wp-content/uploads/2019/01/20171016150159.jpg)
![f:id:komadakoma:20171016145812j:plain f:id:komadakoma:20171016145812j:plain](https://komadakoma.com/wp-content/uploads/2019/01/20171016145812.jpg)
![f:id:komadakoma:20171016145837j:plain f:id:komadakoma:20171016145837j:plain](https://komadakoma.com/wp-content/uploads/2019/01/20171016145837.jpg)
ロープが張られていて、石にはあまり近づけないようになっているのがちょっと残念です。
でも石の上のほうなどよーく見ると、ちょこちょこ破損している部分や修繕されている部分もあったので、破損を防ぐためにもしょうがないんでしょうね。
なにしろ築5000年ですもんね。
![f:id:komadakoma:20171016152751j:plain](https://komadakoma.com/wp-content/uploads/2019/01/20171016152751.jpg)
遠くにぽこぽこっと丘のように見えているのが古墳?だか何かで、これもストーンヘンジと関係あるみたいです。
周りにいくつかありました。
![f:id:komadakoma:20171016153745j:plain](https://komadakoma.com/wp-content/uploads/2019/01/20171016153745.jpg)
ちょっと晴れてきた!石の影が見えるとなぜかうれしくなります。
![f:id:komadakoma:20171016153950j:plain](https://komadakoma.com/wp-content/uploads/2019/01/20171016153950.jpg)
と思ったら帰るころにはまた空がくもってきました。
不安定な天気です。
でも曇天の下、しずかにたたずむ巨石群というのもなかなか雰囲気があってよかったです。
5000年ものあいだずーっとここにこうしてあるんだと思うと、なんだか頼もしくもあるような。
わたしたちが生きる時間というものは、じつにあっという間ですね。
ちなみにここは「がっかり名所」のひとつだと言われていることをあとで知って驚きました。
わたしはやっぱり行ってよかったと思ったので。
「がっかり」の理由として、
「周りになにもない」「ほんとに石しかない」というのを旅行サイトなどでいくつか見ましたが……
これについては、だってそういう場所じゃん、としか……。
そういう場所をおもしろがるタイプの人とそうでないタイプの人がいるってだけの話ですかね。
わたしはこういう謎な場所は大好きです。
巨石群を見終わったら、ビジターセンターで簡単な昼食をとりお土産屋さんをひやかしてからバスへ戻ります。
![f:id:komadakoma:20171016160340j:plain](https://komadakoma.com/wp-content/uploads/2019/01/20171016160340.jpg)
帰るころになってようやく晴れてきやがった!
と思ったら、
バスの窓から見えるダブルレインボーに、車内はハッピーな雰囲気になったのでありました。
こういうトンデモスポット的なやつ、好きです。
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