浜離宮から水上バスで浅草へ。予約なしでも快適クルーズ。

国内旅行
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よく晴れた、特に予定もない休日。

ふと、お台場~浅草間を運航する水上バスに乗ってみようと思い立ちました。

ついでに、まだ行ったことのない浜離宮を散策してからにしようかな、と。

天気のいい週末って水上バスも混むんじゃないかな?とちょっと不安になりならがも、特に予約はすることなく浜離宮から乗船。

意外と週末でもそんなに混雑しているということもなく、ゆったり座れて隅田川からの景色を楽しめたので、レポートしたいと思います。

現在、浜離宮恩賜庭園からの乗船は停止中です。
TOKYO CRUISE 浜離宮発の時刻表・料金

浜離宮恩賜庭園はすみずみまで見学するなら2時間くらい必要

なんの予備知識もなくなんとなーく行った浜離宮恩賜庭園。都会のど真ん中にこんなに広い庭園があるなんて~、と驚きです。

広大な浜離宮恩賜庭園の園内のようす

浜離宮恩賜庭園

こうして写真を見るとなんだか合成写真みたい……

浜離宮は、都会のどまんなかで高層ビルに囲まれていながらも、ものすごく広くて落ち着いた庭園です。

「庭園」というか、半分くらい「公園」って感じの雰囲気があります。

広場には、ブルーシートを敷いてくつろいでる家族連れの人たちなんかもいますし。

庭園をすみからすみまで歩こうと思うと、2時間くらいはかかるほどの広さがあったので驚きました。

わたしは新橋駅から徒歩12分のところにある、この大手門橋というところから入園。

浜離宮恩賜庭園の大手門橋入り口
浜離宮恩賜庭園の園内

いかにも都会のなかの公園!って感じのこの景色ですが、少し歩くと…

浜離宮恩賜庭園の園内に生えている松

ちゃんと庭園してます。

こちらは中の御門橋入り口からの景色。

浜離宮恩賜庭園の、中の御門橋入り口から見た園内

わたしが行ったのは日曜の午後でしたが、混雑しているということもなく、かなりゆったりと見てまわれました。

浜離宮恩賜庭園内にある「鴨場」

ビルがまったく見えないうっそうとした林の中に小屋が。

これは「鴨場」といって、鴨などの野生の水鳥を遊猟するための場所で、日本に5か所しか残っていないそうです。

おとりを使って池に鴨をおびきよせて、この穴から猟銃でズドン!ってことみたいですね。

浜離宮恩賜庭園内にある「鴨場」から見た池

  

お伝い橋と中島の御茶屋。

浜離宮恩賜庭園内にあるお伝い橋と中島のお茶屋

この池は都内で唯一の海水の池で、東京湾の水位の上下に従って水門を開閉し、池の水の出入りを調節しているんだそうです。

昼過ぎの御茶屋さんはさすがにちょっと混んでました。

浜離宮恩賜庭園内にある中島のお茶屋

 

自然と都会の景色の融合が楽しい。

浜離宮恩賜庭園内にある池と橋

  

戦災で焼けてしまった「鷹の御茶屋」が復元され、2018年4月20日から公開されています。

浜離宮恩賜庭園内にある「鷹の御茶屋」

  

「三百年の松」

浜離宮恩賜庭園内にある「三百年の松」

六代将軍家宣が庭園を大改修したとき、その偉業をたたえて植えられたそうです。

ん?これどーなってんの?根元どこ??ってくらい大きく枝が広がっていて、根元を探すとなんと、写真右上にちらっと見えているのが根元でした!

すごい生え方するなぁ、松。

  

「三百年の松」から近いこの内堀広場で、ブルーシートをしいた家族連れの人たちがくつろいでいました。

浜離宮恩賜庭園内にある「内堀広場」

日曜でこんなに天気もいいのに、全く混んでないのでとても気持ちいい!

こんなかわいい看板もあったので行ってみると、

浜離宮恩賜庭園内にあるキオスク「濱見世」の看板

大きな樹の下に小さなキオスクが。

浜離宮恩賜庭園内にあるキオスク「濱見世」

庭園の規模からすると、ちょっとちっちゃいような気もします。

外国人の方が並んでいて、お店のおばちゃんが一生懸命英語で対応してました。がんばれおばちゃん!

わたしはアイスコーヒーが飲みたかったんですがなくて、おだんごやアイスが売ってました。

売れると思うんだけどなぁコーヒー。

すぐそばが新橋だなんて信じられないくらい、うっそうとしてる場所もあってイイです。

浜離宮恩賜庭園内のあぜみち

  

東京湾をときどき水上バスや屋形船が通っていくのが見えます。

浜離宮恩賜庭園内から見た東京湾

予想していたよりも来園者が少なくて、都会のど真ん中にありながらとても静かでのんびりできるいい庭園(半分、公園)でした。

園内には御茶屋さんとキオスクがあり、お団子などがいただけます。

大きな池や東京湾など水辺でくつろげるのもいいですし、秋には紅葉も観られそうなので、また来てみたい庭園です。

浜離宮恩賜庭園へのアクセス

  • 浜離宮恩賜庭園庭園
  • 開園時間:午前9時~午後5時 (入園は午後4時30分まで)
  • 休園日:年末・年始 (12月29日~翌年1月1日まで)
  • 入園料:一般 300円、65歳以上 150円(小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料)
  • 大手門口へのアクセス:都営地下鉄大江戸線「築地市場」「汐留」・ゆりかもめ「汐留」徒歩7分、JR・東京メトロ銀座線・都営地下鉄浅草線「新橋」徒歩12分
  • 中のご門口へのアクセス:都営地下鉄大江戸線「汐留」徒歩5分、JR「浜松町」下車 徒歩15分、水上バス(日の出桟橋─浅草)東京水辺ライン(両国・お台場行)「浜離宮発着場」下船
  • 駐車場:大手門橋をわたったところに小さな駐車スペースがありますが、停められるのは観光バスと、車いす・身体障害者の方の車のみ。一般車両は駐車不可。

浜離宮から水上バスで浅草へ!時刻表と所要時間、運賃は?

浜離宮恩賜庭園内から見た東京湾

浜離宮からは水上バスが出ていて、浅草・お台場・日の出桟橋などとつながっています。

今回わたしが行くことにしたのは浅草。

水上バス発着場は、庭園の北東側にあります。

水上バスはこちらの2社から出ています。

TOKYO CRUISEの浜離宮から浅草への時刻表・所要時間・運賃

お台場~浅草間の水上バスの運行案内図

浜離宮の水上バス発着場にあった図がわかりやすかったので、参考までに。

水上バス・東京湾クルーズ | 東京都観光汽船(TOKYO CRUISE)運行案内にも、これと同じ図が載っています。

運行しているラインと、所要時間、運賃については以下の通りです。

  • 浜離宮から出ているのは「隅田川ライン」
  • 浜離宮→日の出桟橋→浅草というルート
  • 所要時間60分
  • 運賃800円

浅草から乗船してきている人たちは浜離宮か日の出桟橋で降りるので、浜離宮で乗船したときに船内が混んでいたとしてもすぐに空くので大丈夫です。

浜離宮恩賜庭園内から浅草へ向かう水上バスの時刻表と運賃

写真では運賃が740円となっていますが、値上がりして800円になりました。

浜離宮から浅草へ向かう隅田川ラインの時刻表は以下の通りです。(※現在は新型コロナウイルスの影響で、以下の時刻表より本数が少なくなっています)

浜離宮から浅草行の隅田川ラインの現在の時刻表を確認

現在、浜離宮恩賜庭園からの乗船は停止中です。
TOKYO CRUISE 浜離宮発の時刻表・料金

  • 浜離宮10:30発ー浅草11:30着
  • 浜離宮11:15発ー浅草12:15着
  • 浜離宮11:40発ー浅草12:40着(土日祝のみ運行)
  • 浜離宮12:05発ー浅草13:05着
  • 浜離宮12:45発ー浅草13:45着
  • 浜離宮13:10発ー浅草14:10着(土日祝のみ運行)
  • 浜離宮13:40発ー浅草14:40着
  • 浜離宮14:40発ー浅草15:40着
  • 浜離宮15:15発ー浅草16:15着
  • 浜離宮15:40発ー浅草16:40着
  • 浜離宮16:15発ー浅草17:15着

東京都公園協会の浜離宮から浅草までの時刻表・所要時間・運賃

東京水辺ライン「水上バスで行こう!」オフィシャルサイト [東京都公園協会]からは、

いちにちゆらり旅」と「江戸東京ぶらり旅」というクルーズがあります。

ただ、現在はどちらも運航日が少なく、乗船日1か月前からの完全予約制となっています。

新型コロナの影響で通常とは違う運航になっているので、公式サイトで確認してみてください。

>>>いちにちゆらり旅・江戸東京ぶらり旅

  

現時点(2020年10月)では、浜離宮⇔浅草間であればTOKYO CRUISEの方がいいでしょう。

浜離宮恩賜庭園から水上バスで浅草へ。「道灌」という船に乗船

船着き場の手前にある窓口でチケットを買ったら、乗船口の前のベンチで待ちます。

浜離宮恩賜庭園の水上バスの乗船口

自由席なので、いい席に座りたければちょっと早めに行って乗船口の近くで待っているのがいいと思います。

わたしは20分ほど前から待って、ほぼ先頭に並びました。

わたしたちが乗ることになったのは、TOKYOI CRUISEから出ている船、「道灌」

水上バス「道灌」の外観

パッと見なんとなく地味な感じ?と思ったんですが……

水上バス「道灌」の船内1階のようす

その渋い名前に反して(?)、「船内は1920年代、アル・カポネが暗躍した禁酒法時代のアメリカをイメージ」とのことです。

300人が乗れる船で、見た目よりも広さがあっておしゃれできれいでした!

船の後ろのこの席は、開放的で日差しもよけれていいかも。

水上バス「道灌」の船内1階のようす

さほど暑くもなく風が気持ちよかったので、わたしたちはデッキに座りました。

水上バス「道灌」の2階デッキからの眺め

360度みわたせるので眺めは最高です。

船の幅ぎりぎりの狭い水門から、東京湾へと出ていきます。

『銀河鉄道999』の松本零士さんがデザインしたという船、「ホタルナ」とすれ違いました。

東京湾を走る水上バス「ホタルナ」

レインボーブリッジが遠くにかすんで見えます。

水上バスから見えるレインボーブリッジ

船は浅草に向かって、13もの橋の下をくぐっていきます。

水上バスから見える隅田川大橋
水上バスから見える隅田川大橋の裏側

橋に手が届きそうな近さです。

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普段とは違った視点で町を眺められるのが、水上バスのいいところ。

遠くにいる人がたまに手を振ってくれたりするのも、のどかでいい感じです。

そしてこうして見るとスカイツリーはやっぱり高い。

水上バスから見えるスカイツリーと街並み
水上バスから見えるスカイツリーと吾妻橋、アサヒビール社のオブジェ

  

吾妻橋をくぐったらゴール、浅草です。

水上バスから見える吾妻橋

流れる景色に飽きることなく、長いようでとても短く感じたクルーズでした。

とても気持ちいいので、もっと日常的に乗りたいですね、船。

TOKYO CRUISEの水上バスの予約について

水上バスは予約しなくても当日券で余裕で乗れます。でもやっぱり予約しておかないとなんか不安、チケットを買うために並ぶかもしれないのはめんどう、という方は、

TOKYO CRUISE公式サイト・ご予約について

のページから、事前に電子チケットを購入することができます。

東京都公園協会の水上バスは、混雑が予想される「いちにちゆらり旅」「江戸東京ぶらり旅」以外は、予約を受け付けていません)

予約ページに行き、案内にしたがって必要事項を入力。決済はクレジットカードのみになります。

当日予約も可能です。

乗船するときは、登録メールに届いたURLにアクセスしてチケットを表示します。

ネット予約の人限定で、カフェのドリンクが50円割引になります。

まとめ

浜離宮と浅草観光(水上バスで移動)

もしも田舎から親が東京に遊びにきたら、このコースで案内してあげるのもアリなんじゃないかと思いました。

混雑した駅や電車から離れて、リラックスできます。

水上バスは季節のいいときは本当に気持ちがいいし値段もそんなに高くないので、もっとみんな乗ればいいのにー!と思います。

いつもと違った視点で町を眺めるのは、新鮮で楽しいですよ!

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