冬の「北海道開拓の村」をまわるのは、寒くて2時間くらいが限界かもしれない

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北海道開拓の村の案内図

北海道開拓の村

札幌駅から気軽に行ける観光地のひとつ、「北海道開拓の村」

明治から昭和初期にかけて建築された北海道各地の建造物が54.2haの敷地に移築復元・再現された野外博物館で、とっても広い施設全体が展示となっています。

12月の寒い中、この広大な施設を見てまわるのはキツイかなーと思いつつ、北海道の開拓にあたった当時の人たちの生活のようすが知りたくて行ってみました。

 

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52棟もある建物すべてをじっくり見学するなら、3~4時間は必要!でも冬場は寒いので2時間くらいが限界かも…。

まずわたしたちを出迎えてくれるのは、旧札幌停車場。

北海道開拓の村の旧札幌停車場

中には受付とおみやげ屋、返却式のコインロッカーがあるので、大きな荷物はここで預けます。

 

入り口を入って左手側、ベンチがある待合スペースのはしっこに、漫画「ゴールデンカムイ」の作者や声優さんのサイン色紙がありました。

北海道開拓の村にある「ゴールデンカムイ」の作者のサイン色紙

 

北海道開拓の村にあるゴールデンカムイのパネル

ここ「開拓の村」には、「ゴールデンカムイ」に登場する建造物がたくさんあるそうで、全部きちんと説明がありました。(建物の方には説明なし)

ただこれ、ほんとに部屋のはしっこにひっそりと展示されているので、もっと目につくところに置いた方がいいんじゃないかと思うんですけど…。

 

さて、「街」へ出ると、こーんな感じで人がいない。。。

冬の北海道開拓の村

入場者はやっぱり夏に比べるとすごく少ないと思われます。

この通りは、4月~11月の間は馬車鉄道が走り、12月~3月の積雪時の土日祝は馬そりが走っていて、それに乗って「街」を移動できるとのことですが…

馬そりが走るには雪の量が足りず、残念ながらこの日は走っていませんでした。

 

旧来正旅館。

北海道開拓の村の旧来正旅館

立ち並ぶレトロな建造物は、すべて中に入って見学することができます。

靴を脱いで上がれたりもするんですが……なにしろ寒くて毎度毎度靴を脱ぐのが面倒で、部屋にあがるのはかなり興味がわいたところだけにとどめました。

 

旧山本理髪店。

北海道開拓の村の旧山本理髪店

北海道開拓の村の旧山本理髪店

こんなふうにときどきマネキンがいるところがあって、知らずに入るとめちゃくちゃビビります。笑

 

旧藤原車橇製作所。

北海道開拓の村の旧藤原車橇製作所

あ、マネキンいる!扉を開ける前にいるってわかってればビビらないぞ!

 

と思って入ったら馬がでーんとおしりを向けていたり。北海道開拓の村の旧藤原車橇製作所

模型だとわかっててもなんか蹴られそうで怖いです。。。

 

旧小樽新聞社。

北海道開拓の村の旧小樽新聞社

そういえば小樽に行ったとき、こんな感じの建物がけっこうあったような。

活版印刷で使われていた組板がそのまま残されています。 

 

市街地エリアを抜けると、漁村エリアへ。
旧青山家漁家住宅。

北海道開拓の村の旧青山家漁家住宅

にしん漁のため、各地から期間限定で集まった漁師たちが生活していた家です。

わたしはこの建物が一番おもしろくて印象に残りました。

 

北海道開拓の村の旧青山家漁家住宅

中に入ると、ボランティアの方に促されて囲炉裏の火にあたり温かいお茶をいただきながら、家の説明を聞かせてもらいました。

あったかいとこにいると動けなくなる……。

 

囲炉裏のある板の間をぐるりと取り囲むようにある畳の部分には、ずらりと寝具が置かれていて、一人が一畳のスペースで寝ていたことがわかります。 

まさに「立って半畳、寝て一畳」……。

こんな狭いスペースに男の人たちがぎっちぎちで寝てたとは。

 

そしてはしごをのぼった上のスペースは、炊事洗濯などをする女性たちが寝る場所になっています。

女性たちが上にあがったあとは男性があがってこられないようにはしごをはずしてしまうそうです。

なーるほど。

 

トイレの天井にはきれいな細工が施されていたりといろいろと見どころもあり、当時の人の生活も目に浮かぶおもしろい建物でした。

 

池は凍り、雪に覆われています。。。

冬の北海道開拓の村

寒さがこたえるーーー。

 

漁村があれば農村エリアもあります。
旧小川家酪農畜舎。

冬の北海道開拓の村

北海道開拓の村の旧小川家酪農畜舎

このあとの山村エリアは、積雪でつり橋が渡れなかったこともあり、省略しちゃいました。

暖かい時期ならもっと建造物をひとつひとつ丁寧に見てまわったり、外でくつろいだりできると思うんですが……
とにかく寒くて、わたしたちは2時間ほどまわるのが限界でした。笑

でもこれはこれで、北海道の開拓にあたった当時の人たちの厳しい生活が身にしみるようでよかったのかな……と思いつつ、ヘタレのわたしは、暖房のきいたあったか~い部屋であったか~いコーヒーが早く飲みたい!!とも思ったのでした。

 

ほんと、こんな厳しい自然を開拓した当時の人たちすごい!!

頭がさがります。

入り口の旧札幌停車場を出た右手側には食堂もあります。

「屯田兵定食」(1000円)がネーミング的に気になりましたが、今回は見送りました。笑

北海道開拓の村

北海道開拓の村へのアクセス

住所:北海道札幌市厚別区厚別町小野幌50-1
電話:011-898-2692
FAX:011-898-2694
テレホンサービス
011-898-1000
URL北海道開拓の村

e-mail:info@kaitaku.or.jp

【開村時間】

  • 4月1日~4月30日 午前9時~午後4時30分(入村は4時まで)休館:毎週月曜日(祝日、振替休日の場合は翌日が休館)
  • 5月1日~9月30日 午前9時~午後5時(入村は4時30分まで)
    無休
  • 10月1日~3月31日  午前9時~午後4時30分(入村は4時まで)
    休館:毎週月曜日(祝日、振替休日の場合は翌日が休村)、年末年始(12月29日~1月3日)

【利用料金】

  • 一般 800円
  • 大学生・高校生 600円
  • 中学生以下と65歳以上は無料
  • 北海道博物館とのお得な共通入場券 一般1200円、大学生・高校生 700円

【アクセス】

車の場合は、JR札幌駅周辺から約40分。

新千歳空港から約15分。

バスは、新札幌駅からだいたい1時間に1本出ています。

開拓の村からの帰りの便は行きよりは少し多いですが、それでも本数が少ないので、時間をちゃんと確認しておきましょう!

タイミングが悪いと45分ほど待つことになっちゃいます。

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