【旅打ち競艇@江戸川】レース予想も場での過ごし方も難しいボートレース江戸川

ボートレース江戸川
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全国24か所にある競艇場のなかで唯一、河川を使っているのはここボートレース江戸川だけ。

なにしろほんとに自然の川なので、強風でレースが中止になることも多い場です。

  

そして江戸川ってあらためて他の場と比べてみると、競争水面が川であることのほかにも、場内にほとんど「一般席」というべきものがなかったり、なぜかあちこちに映画看板があったりと、かなり独特。

際立った個性のある場だな~と思います(笑)

今回は、そんなボートレース江戸川をレポートします!

江戸川競艇場に展示されているパネル

江戸川競艇場の水面特徴

江戸川競艇場の水面

全国で唯一、河川の水面を利用した競艇場である。

河口近くに位置し、水質は海水である。年中風の影響を受けやすく、そのために競走(レース)中止がよく発生する。

また、川の流れの他、河口に近いことから上げ潮や下げ潮による水位の影響を受けやすく、競艇場の中でも屈指の難水面として知られている。

(Wikipediaより引用)

ここに書かれていたことは、実際に走るボートと水面を見ているとすぐに納得。

ボートが水面の上をものすごいばうんばうん跳ね上がりながら走っていきます。

わたしが行った日は女子選手はいませんでしたが、跳ねるボートを抑えながら走るのはすごく力がいりそうなので、女子選手にとってはけっこうきついんじゃないかなーと思いました。

川の流れがあり、他の競艇場とは全く違う水面。

スタンドから見て右側が川の上流、左側が下流なので、選手たちはスタートから1マークまでは川の流れに逆らって走ることになります。

さらに地図を見るとわかるように、江戸川競艇場は河口に近いところにあるので、潮の満ち引きの影響も受けます。

一般的に、

上げ潮のときはスロー有利、下げ潮のときはダッシュ有利

追い風のときはスロー有利、向かい風のときはダッシュ有利

ですが、潮流と風向きがぶつかりあうと、うねりをともなう波水面になるのでよくわからん……。

さらに、雨が降ったりすると水量が増えて流れも速くなり波も高くなるので、ますますよくわからん。

とりあえず、「波巧者」「江戸川巧者」と呼ばれる選手には注目。

選手も大変ですが、予想する方も難しい!競艇場です。

江戸川競艇場のピット

また、江戸川はピットの位置の関係上、暗黙の了解でほぼ進入固定になっています。

ということは、インの選手が深インすることもないのでインに有利なのでは?と思いますが…

1マーク付近の幅は戸田や平和島とほぼ同じ狭さで、全国的に最も狭い部類にはいります。

さらに川の流れに逆らって走ることになるのでスピードも乗りづらく、1号艇が必ずしも有利とは言えないようです。

わたしが行った日も、1マークで1号艇がセンターやアウトの艇に差される場面をよく見かけました。

1号艇の1着率は全国の平均よりは少し低めとなっています。

江戸川競艇場の中のようす

江戸川競艇場の入り口

入り口の両脇にいるこの武将みたいなのなに??

と思ったら

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「1966年(昭和41年)大映京都撮影所が、日本初の特撮時代劇として世に送り出した作品」

とあります。

で?なぜそれがここに??どんなゆかりがあるんでしょうか…。

江戸川競艇場外向発売所

すぐ横が外向発売所の「BOATRACE365」です。

江戸川競艇場2階投票所

エスカレーターに乗り2階へあがると、投票所。

入場ゲートを入った1階には、インフォメーションとレストラン、手荷物預かり所があります。投票所はありません。

江戸川競艇場2階投票所

こちらは外に面した投票所。

なぜか昔の映画の看板がずらっと並んでいます。ほんとになぜ???

江戸川競艇場の建物とスタンドの間の都道

外に出るとスタンドの手前は都道になっていて、レース開催日は締め切られ、レースがない日はふつうに道路として利用されています。

開催日はここに、お好み焼きや串焼きなどの屋台がいつも何軒か出ています。

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都道からこの堤防を上がると競争水面とスタンド。

しかしこの炎天下のなかこの席はキツイでしょうよ。

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スタンドの対岸には首都高速が通っているので、オッズなどが表示される大型電光掲示板がありません。

首都高の向こうにうっすらとスカイツリーが。

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外にある電光掲示板は、スタンドのはじっこにあるこの小さいものだけ。

小さすぎるし、日差しの関係でなかなかに見づらいです。

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水面が近いうえに、波の立った水面をばうんばうん跳ねながらボートが走っていくので、臨場感がすごい!

ただそのぶん、スピード感はあまりないです。

江戸川競艇場のスタンド

スタンドは一日を通してずーっと日向なので、夏はとにかく暑い!!!

1マークのところで観戦するのが好きなわたしですが、さすがにこれは焼け死ぬ…。

江戸川競艇場の1マーク

この日の前半は風向きと潮流がぶつかりあい、けっこうな波水面でした。

なので、選手たちはみんな1マークのところでかなり減速せざるをえず、どの艇もバタバタっとモタつく感じ。

ズバッとキレのあるターン!みたいなのは見られませんでした。

ただそのぶん臨場感はあってこれはこれでおもしろいです。

江戸川競艇場でボートが転覆

3レース、1マークを旋回中に波にぶつかった4号艇が転覆、そこに6号艇が乗り上げ、3号艇はエンスト、という場面。

さすが江戸川……。

江戸川競艇場3階投票所

あまりに暑いので、4階の投票所へ避難。

とは言えここもベンチは少なく、ほとんどの人が立ったままモニターと新聞をにらめっこしています。

場外発売がかなり充実してますね。

江戸川競艇場3階投票所

そして……
ここは室内にスタンド席がない!

  

一般席の2階と4階では、座って観戦&予想をする場所がありません。(2階はそもそも地形的に無理)

しかも、競争水面を一望できるつくりでもなければ大型モニターもないので、どの艇が今勝っているのかわかりづらいです。

  

指定席ならモニターもあるし、次回は指定席から観戦してみたいと思います。

(この日は1レース前に行ったものの、指定席で水面が見える席はすでに満席でした)

後日、指定席MIYABIで観戦してみました。指定席フロアもなかなかの謎演出が満載だったので、ぜひ一度行ってみてください。

江戸川競艇場グルメ、名物のもつ煮は味が濃かった

江戸川競艇場1階レストラン「笑和」

1階の入場ゲートを入って右手側にあるレストラン「笑和」

一般席のフロアではここが唯一のレストランで、あとは売店しかありません。

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もつ煮込みが名物ということで、わたしは豚もつ煮込み定食を、彼氏はカツカレーを注文。

全体的に値段は特別安くもなく高くもなくって感じですかね。

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外のスタンドはくそ暑いし、室内にはスタンドないしで、ここへ来てやっと初めてゆっくり椅子に座れた気がします。

ふー、やれやれ。

江戸川競艇場1階レストラン「笑和」のもつ煮込み定食

もつ煮込み定食750円。ボリューム的にはちょうどいい感じです。

しかしもつの味付けがけっこう濃い!ご飯がすすむと言えばすすむんですが、もうちょっと薄くていいような。
そしてちょっともつが噛みづらい気もします。

個人的には平和島のもつ煮込みの方が好みかな。

と思っていたら、常滑のどて丼が最高過ぎました!!

江戸川競艇場1階レストラン「笑和」のカツカレー

カツカレー700円。

模範的見た目のカツカレーというか、食品サンプルみたいなきれいさ。

けっこうピリ辛で、学食のカレーっぽいイメージの味。カツカレーで700円は安い方かな?

ちなみにこのレストラン「笑和」、このマンガの第1話にも登場しています。

新人アイドルの主人公が、営業先のいろんなギャンブル場で「バクチめし」を楽しむ、という内容。

主人公は、「笑和」のカレーに牛もつ煮をいれて、さらにじゃがいものおでんと生卵をのせる、というオリジナルアレンジメニューを食べていましたが、わたしはもうそんな重い食べ方は無理な年齢になりました…(アラフォー)

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2階1マーク側売店「竹林」は、メニューが少ないなぁー。

でも焼きそば350円は気になります。

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都道に出ていた売店。ここにはだいたいいつも何かしらの売店が出ています。

この日は玉こんにゃくにもつ煮込みなど。

せめて日陰の席を作ってくれれば……。

江戸川競艇場の売店「あげもの楽」

2階2マーク側、揚げ物専門店「楽」

アジフライ(170円)が良さげ。
ハムカツ(170円)はハムがやわらかめでした。

江戸川競艇場の4階売店「雀」

4階2マーク側売店「雀」

ここでも牛すじ煮込み(400円)をおしてます。

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1階から2階にあがった階段のところにひっそりとある窓口。

外の風が吹き込んでくる場所なので、冬は売れるんだろうなぁ、とん汁。

入場口の向かい側、ローソン横にある麺処ろく亭

江戸川競艇場前「麺処ろく亭」

なんと朝7時半から営業しているという、オープンしたばかりの麺処ろく亭。

競艇場の向かい側、横断歩道をわたったところのローソンの隣にあります。

江戸川競艇場前の麺処ろく亭のメニュー

入り口のところにメニューが、入り口を入ってすぐのところに券売機があるので、食券を買って店員さんへ。

江戸川競艇場前の麺処ろく亭の店内

きれいな店内。カウンターとテーブル席合わせて20席くらいでしょうか。

江戸川競艇場前麺処ろく亭の和牛勝負飯

わたしは和牛勝負飯(700円)

おいしいことはおいしいんですが、タレがたりないー!

ご飯になじむようにもうちょっとしゃばしゃば感があるとよかったなー。

つゆだくとかありますかねこれ。

江戸川競艇場前の麺処ろく亭のスペシャルラーメン

彼氏はスペシャルラーメン(1000円)けっこうな太麺です。

そしてここはなんと、ご飯、お味噌汁、生卵が無料!てことで、無駄にご飯をつける彼氏。

わたしの和牛勝負飯に、生卵おとしてもよかったかも。

全体的に値段はちょい高めだと思いました。

競艇場内の食事に飽きたときや、ちょっと気分転換したいときにいいかもです。

本場前にある食堂「富士食堂」と「大川原商店」

江戸川本場の向かい側、「麺処ろく亭」の並びに、「大川原商店」と「富士食堂」という2軒のお店が並んでいます。

  

江戸川本場内は、座って食事ができる「レストラン」と言えるところは1階の「笑和」だけ。

グレードレースのときなどは混んでいて座れないこともあるので、「麵処ろく亭」と合わせて、こちらのお店もお昼ご飯の選択肢にいれておくといいかなと思います。

舟券の結果と反省。江戸川競艇場はいろんな意味で手強い。

春や秋の、外にいてちょうどいい時期なら外のスタンドに座って観戦できるのでいいんでしょうが、炎天下の中ずっと外にいるわけにもいかず。かと言って、室内にも落ち着いて座って観戦&予想をできる場所がない。

だから今日全然当たらないんだーーーー!

と、6レース連続ではずした彼氏。わたしは3レースやって1レース的中で、2840円のプラスでした。

彼氏の傷口が広がらないうちに、今日は早めに撤収。

  

でも確かに、今まで行った競艇場とはいろんな意味で勝手が違います。

潮流と風向きで荒れまくる水面、大きな電光掲示板がない、室内にスタンドがない、などなど。

これらに慣れるまでは、江戸川競艇場はちょっとやりづらいかなぁと感じました。普段と違うレースが観れるので、それはそれでおもしろいんですけどね。

江戸川競艇場のハズレ舟券を食べるマッシロー

帰りぎわ1階インフォメーション横にある、ハズレ舟券を食べてくれるヤギ「マッシロー」に、ハズレ舟券を食わせてみました。

「食べる」というよりは「吸い込む」という感じですね。
けっこう口の奥まで紙をつっこんであげないと、吸いこんでくれません。

ちなみに、「マッシロー」という名前は和田アキ子命名だそうです。

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2階エスカレーター横にあるガチャガチャもやってみました。

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出たのは「全速まくり」

「まくり差し」がよかったなぁ~。

また今度行ったらやってみよ。

江戸川競艇場へのアクセス

【無料送迎バス】

  • JR総武線 平井駅北口から 約15分
  • 地下鉄東西線 西葛西駅南口から 約10分
  • 都営新宿線 船堀駅から 約5分

ボートレース江戸川 – 交通アクセス・サービス

※江戸川は悪天候で強風になるとよくレースが中止になるので、遠くから旅打ちに来られる方は要注意です!

  


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