関連キーワードとは、検索したメインキーワードと関連性の高い語句を表示する、ユーザーの検索を助けるための機能のこと。
たとえばYahoo!で「パンダ」と検索したときに、以下のように一緒に表示されるのが関連キーワードです。
Yahoo!の場合は、虫眼鏡マークとともに表示されているので「Yahoo!虫眼鏡」とも呼ばれています。
この関連キーワードは検索エンジン独自のアルゴリズムで機械的に表示されるため、ときには誹謗中傷・名誉棄損となるようなネガティブキーワードが表示されてしまうことも。
そして、それを放置すると個人や企業のイメージダウンになるだけでなく、さらなる誹謗中傷や風評被害をうむ、という悪循環につながる恐れがあります。
ということで当記事では、
- 関連キーワードが表示される仕組み
- 関連キーワードをまとめて調べる方法
- Google・Yahoo!の関連キーワードの削除申請方法
- 削除できないときの対処法
について解説します。
関連キーワードにネガティブキーワードが表示されたときは、できるだけ早く対処することで被害を最小限に抑えることができます。
当ブログ運営者のこまだこまです。
7年来の知り合いである、風評被害対策の会社ソルナ株式会社の社長・三澤さんにこのブログが身バレしたことがきっかけで、ソルナのPRを兼ねてこの記事を書いています!
風評被害対策ならソルナにおまかせください!
関連キーワードとは?
関連キーワードとは、検索したキーワードと関連性の高い語句を表示する、ユーザーの検索を助けるための機能のこと。
Yahoo!の場合は、「関連検索ワード」「Yahoo!虫眼鏡」と呼ばれ、主に検索キーワードと合わせて検索されることが多い語句が表示されます。
Googleの関連キーワード
Googleの関連キーワードは、検索結果の下部に表示されます。
たとえば「からあげ」という検索キーワードを入力すると、「他のキーワード」として8つの関連キーワードが一緒に表示されます。
「他のユーザーはこのキーワードでも一緒に検索してますよ」と提示することで、ユーザーの検索を助けるのが目的です。
そしてこのGoogl関連キーワードは、年に1~2回しか大きな変更はないと言われています。
なので、もしここに個人や企業に関するネガティブキーワードが表示されてしまった場合、長期にわたって風評被害を受ける恐れがあります。
Yahoo!の関連キーワード(=関連検索ワード・Yahoo!虫眼鏡)
同じく「からあげ」と検索して、Yahoo!で表示される関連キーワードは以下のようなもの。
検索結果の上部と下部、両方に表示されています。
Yahoo!の場合は、上部に1~4、下部に10の関連キーワードが表示されます。
Googleで検索したときとは、表示されているキーワードがけっこう違ってますね。
GoogleとYahoo!では検索アルゴリズムが違うため、このように同じ単語で検索しても表示される関連キーワードには違いが出ます。
そしてYahoo!の関連キーワードはGoogleと違って、表示されるワードは日々変わります。
ネガティブキーワードが消えたと思っても、また数日後には出現していたりすることもあるので、日々チェックが必要です。
関連キーワードが表示される仕組み
関連キーワードは、過去に検索されたキーワードや検索頻度、関連サイト、共起語などWeb上のさまざまな情報を参考に、検索エンジン独自のアルゴリズムで表示されます。
GoogleとYahoo!どちらの場合も主に、
- 検索回数が多いキーワード
- 検索したメインワードと合わせて検索されることが多いキーワード
- 関連性が高いと判断されたキーワード
などが表示されています。
厄介なのは、一度ネガティブキーワードが関連キーワードとして表示されてしまうと、クリック率はポジティブなものよりも高くなる、ということ。
クリック率が上がれば、検索エンジンはそれを「ユーザーが求める情報」だと判断し、ますます表示回数が増えて、ネガティブな情報がより多くの人の目に触れる……
という悪循環になる可能性が高くなります。
「関連キーワード」と「サジェストキーワード」の違い
「関連キーワード」とは別に、「サジェストキーワード」というものもあります。
検索結果の上部や下部に表示される「関連キーワード」に対して、以下のように検索窓に調べたい単語を入力したときに、検索候補として自動的に表示されるのが「サジェストキーワード」です。
サジェストキーワードは、
- ユーザー自身や他のユーザーが過去に検索したキーワード
- ユーザーがいる地域でトレンドとなっているキーワード
などをもとに、独自のアルゴリズムで表示されます。
同じ言葉で検索したとしても、ユーザーの検索履歴やトレンドの影響を受けるので、検索するたびに表示されるワードは変化します。
- サジェストキーワード:ユーザーが使っているデバイスや地域に左右される
- 関連キーワード:一般的に検索される回数が多いワード
ということですね。
『ラッコキーワード』で関連キーワードをまとめて知ろう
関連キーワードにどんなワードが表示されているのか知りたいときは、以下のようなツールで調べることができます。
このなかでは、わたしもブログを書くときに使っているラッコキーワードという無料ツールが使いやすくておすすめ。
Google・Being・You Tubeなどで表示されているサジェストキーワード・関連キーワード・トレンド情報が、無料で一括取得できます。
検索窓に調べたいワードを打ち込むと、以下のように関連キーワード一覧が表示されます。
「からあげ」と検索すると、892の関連キーワードがヒットしました。
これらをコピーしたい場合は、画面右上の『全キーワードコピー』をクリック、『CSVダウンロード』をクリックすればCSVデータとして保存できます。
また、『Googleトレンドを見る』のページでは、その検索ワードが過去にどれくらい検索されているか?という人気度の動向もわかります。
そして、過去5年間の関連キーワードが『注目』『人気』別にわかるのも便利。
『注目』という表示に切り替えると、最近検索回数が急激に増加しているワードがわかります。
ここにネガティブキーワードが表示されていた場合、今後炎上の危険性もあるということなので要注意です。
関連キーワードの削除申請の手順
関連キーワードに表示されてしまっているネガティブキーワードを削除したい場合、最もコストがかからないのは自分で削除申請をするという方法。
検索エンジンの運営元の申請フォームから削除申請をすると、削除してもらえる場合があります。
削除申請は本人か、代理人となる弁護士にしかできません。(※弁護士の資格を持っていない人が削除申請の代行をすることは『非弁行為』と言って違法です)
Googleの関連キーワードの削除申請方法
Googleの関連キーワードやサジェストキーワードは、Googleが規定したオートコンプリートポリシーに違反、もしくは名誉棄損などの法律違反が認められた場合、削除申請をすると削除してもらえることがあります。
関連キーワードやサジェストワードが以下のような項目にあてはまる場合、オートコンプリートポリシー違反となります。
- 危険なコンテンツ
- 中傷にあたるコンテンツ
- ヘイト コンテンツ
- 露骨な性表現を含むコンテンツ
- テロに関するコンテンツ
- 暴力や流血
- 下品な言葉や冒とく的表現
削除申請の手順は、以下のとおりです。
- ①「法律に基づく削除に関する問題を報告する」という削除申請ページにアクセス
必要な項目を入力します。
- ②「権利侵害にあたるとお考えのコンテンツ」の部分を記入。
どんな検索キーワード(会社名・個人名など)で、どんなネガティブな関連キーワード・サジェストキーワード(「詐欺」「ブラック」など)を発見したか。
そのキーワードがどの法律に違反しているかを、客観的に詳しく記入。
ネガティブなキーワードが表示されている画面のスクリーンショットも証拠として添付します。
- ③送信
記入内容に間違いや漏れがないか確認後、署名をして送信で完了です。
最近はGoogleの対応も早くなり、削除される場合は2週間程度で削除されることが多いようです。
ただもちろん、申請さえすればなんでも削除されるというわけではありません。
表示されているキーワードが事実である・事実関係の確認が難しい、などのケースでは削除されないことも多いです。
Yahoo!の関連検索ワードの削除申請方法
Yahoo!では、猥褻用語、差別用語、犯罪を助長する用語、その他不適切な関連キーワードが表示される場合には、削除申請をすると削除してもらえる場合があります。
削除申請の手順は、以下のとおりです。
- ①
「お問合せ」ボタンをクリック、または右下の「お客様の現在のログイン状況・メインメールアドレスの確認はこちら」をクリックして、ID連携に同意。
※YahooのIDを持っていない人は、新規登録が必要。
IDやパスワードを忘れてしまった場合は、電話番号・連絡用のメールアドレスなどを入力すればメールが届いて確認できます。回答は、連携済みIDにひもづいているメールアドレスへ届きます。
- ②一番下の「関連検索ワードの情報削除」にチェック
- ③被害状況の詳細を記入
- ④「次へ」をクリック、表示された確認画面で入力情報に間違いがない確認したら、もう一度「次へ」を押して申請完了
Yahoo!の関連検索ワードの削除は申請が通った場合、1週間程度で対応してもらえます。
こちらもGoogleの場合と同じく、削除されないケースもあります。
削除申請が通らないときの2つの対処法
関連キーワードの削除申請は実際のところ、認められないケースが多いです。
その場合には、
- 風評被害対策の会社に依頼する
- 弁護士に削除請求の代行を依頼する
という2つの対処法があります。
わたしがよりおすすめするのは、風評被害対策の会社に依頼するという方法。
そう考える理由をまず、わたしのブログでの体験もふまえて説明します。
風評被害対策の会社に依頼する
検索エンジンが削除申請に応じてくれない場合は、風評被害対策の会社に依頼するのが有効です。
関連キーワードに表示されたネガティブキーワードを、最新かつ専門的なノウハウによって取り除いてくれます。
直接削除できないものに対しての対応策をたくさん持っているので、効率的に被害を最小限にくいとめることができるのが強み。
会社の選び方としては、技術的なことはもちろん、風評被害対策において重要な「再発防止」に力をいれているところがおすすめです。
▶ネット風評被害対策の会社【ベスト3】比較。ソルナがおすすめな3つの理由
弁護士に依頼する
じゃあ弁護士に依頼するのはどんなとき?というと、
- 検索エンジン・情報の発信者・書き込みがされたサイトの運営者などに対して削除請求をしたいけど、めんどくさい・やり方がわからないとき
- 情報の発信者に対して法的措置をとりたいとき
削除請求の代行ができるのは、弁護士だけ。
弁護士の資格を持っていない人が削除請求の代行をすることは、「非弁行為」といって法律違反です。
関連キーワードそのものに関しては実際のところ削除できるケースは少ないようですが、特定の投稿を削除したいときは、弁護士を代理人とすることでスムーズにいくケースもあります。
また、情報の発信者に対して、名誉棄損で損害賠償請求をするなどの法的措置をとりたいときも、弁護士に依頼しましょう。
風評被害対策会社に依頼するのがおすすめな理由
関連キーワードの削除申請がとおらなかった場合、風評被害対策の会社に依頼するのがおすすめな理由は以下の2つです。
- 関連キーワードの削除申請は、弁護士に代行を依頼しても認められないケースが多い
- 削除できない関連キーワードの放置は危険で、対処できるのは風評被害対策の会社のみ
なんせ、わたしも関連キーワードを利用してブログ記事を書いてますからね。
関連キーワードという存在が、記事を書く側と検索結果にいかに影響を与えるか、ということについては身をもって感じています。
以下、「リゾートバイト やめとけ」というキーワードでの検索流入を狙ってわたしが実際に書いた記事を例に説明します。
なぜわたしがこのワードを選んで記事を書いたかというと、リゾートバイトについての関連キーワードに表示されていたから。↓
「やめとけ」というネガティブなこのワードはクリック率が高く、多くのアクセスが見込めると思ったからです。
実際、このキーワードで上位表示されているわたしの記事には、毎日一定数のアクセスがあります。
そして、ネガティブな関連キーワードがクリックされ続けると、サジェストキーワードにも同じキーワードが出現。
こうなると、クリック率の高さを見込んでそのワードを含んだ記事がさらにいろんな人によって量産されます。
↓以下は、「リゾートバイト やめとけ」の検索結果です。
1ページ目の検索結果には、「リゾートバイト やめとけ」を含む記事がずらっと並び、もはやどれが「元の投稿」なのかわからない状態ですね。
このように、ネガティブな関連キーワードを放置すると、そのワードでの検索を狙った記事はどんどん増え続け、読まれ続けることになります。
なので、削除できない関連キーワードは放置せず、専門的な対応策を持つ風評被害対策会社に依頼するのがベスト。
というか、それが唯一の方法になります。
まとめ
以上、関連キーワードが表示される仕組みと削除する方法についてでした。
削除方法は以下の3つ。
- 自分で削除申請をする
- 風評被害対策の会社に依頼する
- 弁護士に削除請求の代行を依頼する
費用を抑える方法としては、検索エンジン側に対してまずは自分で削除申請を出すこと。
そしてそれが認められなかった場合、法的に対処できるものに関しては弁護士に、削除できないものに対しての解決策を求めるなら風評被害対策の会社に依頼、ということになります。
風評被害対策の会社については、以下の記事でおすすめの3社エルテス・シエンプレ・ソルナを比較。
会社の規模感・安心感でいうとこの3社を押さえておけば間違いないでしょう。
▶ネット風評被害対策の会社ベスト3比較。風評被害の種類と対策方法とは?
わたしは、8年来の知り合いであるソルナの社長・三澤さんを敬愛してるため、特にソルナ推しです(^^)/
また、ソルナは風評被害対策を未然に防ぐ方法のひとつとして『ネットの履歴書(ネ歴)』というサービスもおこなっています。
採用の際などに、過去の犯罪歴がわかったり、ネット上で自社に関する誹謗中傷をする可能性が高い人を事前に見抜ける、というもの。
リファレンスチェックのスタンダードな方法として、着実に広がってきています。
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