女で一人旅が好きだと言うと、「怖くない?」「寂しくない?」「一人で行って何が楽しいの?」などと今まで何回も言われてきました。
まぁ、そう言いたくなる気持ちもわからなくはないです。
実際怖いときも寂しいときもありますし。
でも、それを補って余りある魅力が一人旅にはあるんだよぉ!!!
ていうことって、なかなか話しても伝わらないことが多いです。
わたしはむしろ、一人旅は寂しいときもあれば不安なときもあるからこそ楽しい、と思っているんですけどね。
わたしの彼氏もわたしと同じく、旅行好き・一人旅好き。
なので、同じ期間にそれぞれが違う場所へ一人旅に行く、なんてこともたまにですがあります。
でもこれも人に言うと、「変わってる」「おかしい」とかって言われます。
だけどわたしたちは、誰かと行く旅行と一人で行く旅行は全然別モノであることをお互いに知っているから、「一人旅に行きたい」という気持ちを尊重しあうようにしてるんですよね。
ということで当記事は、ひとり旅好きで今まで20か国以上ひとり旅をしたことのあるこまだこまが、「ひとり旅に行ってみたいけど寂しくなりそうだし、行こうか迷ってる……」「ひとり旅に行ってみたいけど勇気が出ない……」と思っている人に、
「ひとり旅っていいよ~~~!行っちゃいなよ~~~!」って言いたいだけの記事です。
ちなみに、
については、以下の記事にそれぞれ詳しく書いています。
「よっしゃ!ひとり旅行くぞ!!」となった方はぜひ参考にしてみてください。
一人旅の最大のメリットは「圧倒的自由」と「出会い」

一人旅の一番のメリットとは言うまでもなく、「ぜんぶ自分の好きなようにやっていい」ということ!
何かをしたいと思ったときに、誰にも相談・了承を得なくていい。
その日・その時の自分の気分ですべての予定を決められます。
こんなことって、普段の生活や複数人での旅行ではありえないですよね。
ホテルで朝目が覚めたとき、まっさらな一日を前に「今日は何しよう?どこに行こう?」と考えるときのあの圧倒的に自由な感じは、ひとり旅をした人にしか感じられないものだと思います。

ここに行く予定だったけどやっぱやめてこっちに行こう、疲れたから今日はちょっと休もう、電車の方が速いけどあえてバスで行ってみよう、美術館で一日ゆっくり過ごそう。
誰かと一緒だとするのがためらわれるような提案も、一人ならすぐに実行に移せます。
相談をしなくていいぶん、一人でぐいぐい行動を起こせるスピード感はすごく快適で気持ちいい!です。
そして、それと同じくらいわたしが大きなメリットだと思うのは、「出会いがある」こと。
わたしが女性であることも大きく関係していますが、一人旅をしていると、複数人で旅行しているときには絶対にない出会いがあります。
昔日本でジャーナリストをしていたというハンガリー人男性、自転車の後ろに乗せてくれた画家のスペイン人男性、韓国では独身女性はバカにされるのよ、と怒りながら自分の教員人生について語ってくれた韓国人女性………
わたしが一人旅をしていたからこそ、いっときの間仲良く話したり一緒にお酒を飲むことになった人たちで、旅行をしたときから10年以上たった今でもなお記憶に残る人たちにたくさん出会いました。
もしもわたしが友人や恋人と一緒だったら、彼らがわたしに話しかけてくれることはなかったでしょう。
複数人で旅行していると、どうしても仲間内でずっと話すことになるので、現地に暮らす人や、同じ旅行者との出会いってなかなか生まれないんですよね。
一人でいると、怪しい人も含めてですがいろんな人に声をかけられたり、こちらから何かを質問したりと、知らない人と話をする機会が増えます。
一人旅は誰かと一緒に旅をしたときより他人と接する機会が増えるので、そのぶん心に残る出会いもたくさんあります。
「一人旅=さみしい」
というよりもむしろ、
「一人旅だからこそ出会いがあって楽しい」
というのがわたしの体感。
- 1人でいることの圧倒的自由
- 1人でいるからこその出会い
この2点は、一人旅をすることの大きな大きなメリットだと言えます。
一人旅のデメリットは「シェアできない」こと

一人旅は自由で出会いがあって楽しい!最高!と思ってはいますが、とは言えいいことばかりではありません。
もちろんデメリットもあります。
一人旅をすることをためらう人は、このデメリットの方が気になってしまってるんですよねきっと。
わたしが感じた一人旅のデメリットは、
- 複数人で行くより旅の予算がかかる
- 感動を分かち合える人がいない
- 食事のときにシェアできないので、いろんなものが食べられない
- 場所や状況によっては寂しく不安になることがある
自分で書いておいて思いましたが、確かにこれらはなかなかのデメリットです(笑)
まず宿泊費については、海外だと人数ではなく一部屋あたりの値段になるので、一人よりも二人で部屋をシェアして宿泊した方が安上がりになります。
一人だと、絶景を見ても「すごいねーーー!」と口に出して感動を分かち合えないのが寂しい。
食事のときも一人なのでシェアできず、いろんなものを少しずつ食べる、ということができません。
そしておいしくても黙々と食べるしかなくて寂しい(笑)
要するにこれらはすべて、「シェアできないこと」からくるデメリットです。
当たり前だけど、何をしても一人(笑)
わたしは普段から一人でいることに寂しさを感じないタイプですが、それでも食事のときだけは、「誰かもう一人いたらなぁ…!!!」と強く思います。
そんなわたしが最も寂しさを感じたのは、13年前初めての海外ひとり旅となるインドのカジュラホというところで体調を崩し、一日ホテルの部屋で寝込んでいたときのこと。
ひとりで一日中ぐったりとしながらホテルの天井を眺めていると、寂しいというかもはや「何やってんだろわたし……」という虚しさと、わたしの体大丈夫なんかい……という不安に襲われてきました。
やっぱり体がやられるとメンタルもやられます。
旅先で一人だとなおさら。
つらさや不安を誰かと「シェアできない」という状況がますますつらい……
となっていたこのとき、カジュラホへ向かう途中に知り合った日本人男性がわたしの部屋を訪ねてきて、ポカリとバナナを差し入れてくれました。
このときのことは今でもときどき思い出すほど、めちゃくちゃ嬉しかったです。
今思えばこれは、「一人旅の寂しさ・不安と、一人旅だからこその出会い」をいっぺんに味わった出来事でした。
一人旅は、シェアできなくて寂しい。
これは確かに大きなデメリットです。
「寂しい」と感じる瞬間が全くない人なんていないと思います。
でも、このデメリットがあるからこその一人旅!です。
寂しい気持ちや不安な気持ちとうまく付き合っていくのも一人旅の醍醐味というか、「味」なんだよなぁ、とわたしは思っています。
一人旅をすると強くなる

一人旅をすると強くなります。
「何でも一人で全部決められる」という自由とはつまり、
「何でも一人で全部対処しなければならない」という不安ということでもあります。
このことと向き合った人は、旅に出る前より確実にちょっとだけ強くなってます。
わたしは13年前に初めての海外一人旅でインドに行ったときに初めてこれを身をもって感じ、「おおお、一人旅ってそういうことなのね…!」となったときの衝撃は、一生忘れません。
不安でさみしくて、でも同時にわくわくして。
知らない土地で、自分一人ですべてを決断して旅を続けていくのは大変だけど、旅行に必要な能力(調査力・判断力・行動力)やメンタルは確実に鍛えられます。
そしてそれらは、日常生活においても大事なもの。
自分で道を切り開いていく感覚が味わえるのは、一人旅ならではです。
スマホのおかげで一人旅のハードルはかなり下がった!

こんなこと言い出したらほんとにおばさんになった証拠だと思うんですが、
「今はいいわよ~昔はスマホなんてなかったからほんと大変だったのよぉ~~~!!!」
と、若い子たちには言いたい(笑)
わたしが初めて海外旅行に一人で行ったときはスマホなんてもちろんなく、今思うと「よくそんなんで旅してたな⁉」と驚くことばかりです。
昔は今みたいに、ホテルの部屋に寝っ転がってネットで次のホテルやバスをちょちょいと予約~なんてことができませんでした。
現地についてから歩き回ってホテルを探したり、ネットカフェに行ってそこから予約をしたり、バス会社にいちいち出向いてチケットをとったり。
地図ももちろん紙の地図。
それがスマホの誕生で、旅はなんと楽で快適になったことか!!!
でもさみしいことにスマホを使うようになってから、一人旅をしているときの出会いは減ったかもなぁとも感じています。
昔はわからないことがあれば誰かに聞いて助けてもらったり、否応なく他人との交流が生まれていたのが、今はスマホで調べればたいがいのことはわかってしまうし、一人でなんとかなってしまうので……。
おばさんとしてはそれが少しさみしい気もしますが、でも確実にスマホによって旅のハードルが大きく下がったのはいいことです。
スマホを便利に使って、そして時にはスマホから離れて、一人旅をめいっぱい楽しみましょう!
同行者と一日別行動してみる「プチひとり旅」のススメ
そうは言ってもやっぱり一人旅って怖い!って人にすすめたい方法があります。
それは、友達や恋人と旅行に行ったときに「一日別行動してみる」というやり方。
海外旅行の一人旅だと特に、まず一番に不安なのが「空港から街への移動」だと思います。
なのでそこの部分は同行者と一緒にすませて同じホテルにチェックイン。
そして、旅行期間が3~4日以上あるなら「1日だけ別行動してみる」っていうのもおもしろいです。
街に慣れてきた2日目や3日目ぐらいだと、1人で行動してもそんなに不安もありません。
夕方にどこかで合流して、お互いが今日一日あったことを話しながら夕飯を食べる……というのもどこか不思議で新鮮な感じがして楽しいです。
お互いに、お菓子や雑貨などのちょっとした「おみやげ」を買って交換したりなんかして。
いきなり一人旅に出かけるのは不安…という人は、同行者と一日別行動する「プチひとり旅」をしてみるとひとり旅のイメージもわくし、練習になるのでおすすめです。
同行者の了解が必要ではありますが…(笑)
わたしが旅行に行くときに重宝しているサービスを紹介
最後に、わたしが旅行に行くときに重宝しているサービスをいくつか紹介したいと思います。
楽天トラベルとモッピー
わたしは楽天経済圏で生活してるので、旅行予約にも楽天ポイントが貯まる楽天トラベルを使うことが多いです。
そして楽天トラベルで予約をするときに、最もお得になるのが以下の方法。
- 楽天トラベルで使えるクーポンやキャンペーンを探して利用
- ポイントサイト「モッピー」を経由して楽天トラベルで予約をする
- 楽天カード
で決済
これらのどれか一つでもやってない、って人は損してるので今後はぜひやってみてください。
ちなみにまだ楽天カードを持ってない人は、「モッピー」に登録してからモッピー経由で楽天カード発行の申し込みをすると、今だけ「楽天カードポイント5,000P+モッピーポイント6,000P=合計11,000円分のポイント」がもらえます。
そして当サイトのリンクからモッピーに登録して、登録の翌々月までに楽天カード発行すると、11,000円分のポイントに加えてさらに2,000ポイントがもらえます。
47都道府県の「るるぶ」が読み放題の『ブック放題』
マンガや雑誌の読み放題サービスの『ブック放題』
なんと、旅行ガイドブック「るるぶ」が47都道府県ぶん全部読み放題に含まれています。
その他、海外版「るるぶ」も多数。
「るるぶ」って、紙の雑誌で買うと1冊1,000円前後はしてしまいますが、ブック放題なら最初の1か月は無料。
そして月額料金は500円なので、利用料を払ったとしても「るるぶ」を買うより割安です。
「ガイドブックを電子書籍ってどうなの…?」と思っている人こそ、『ブック放題』の無料期間を使って試してみるといいと思います。
ブック放題
- 雑誌350誌読み放題(週刊誌・ニュース系充実)
- マンガ3万冊読み放題
- るるぶ100冊読み放題
- 月額500円
- 初回1か月無料
個人的には、荷物が減る&紙の雑誌より安いので、ガイドブックを電子書籍で持っていくのはおすすめです。
いろんなガイドブックや旅本が読み放題『Kindle unlimited』
Amazonの電子書籍読み放題サービスであるKindle unlimitedにも、旅行ガイドブックの「るるぶ」が何冊かと、その他ガイドブックが含まれています。
参考:Kindle unlimitedで読み放題に含まれている「るるぶ」
参考:Kindle unlimitedで読み放題に含まれているその他のガイドブック
Kindle unlimitedはマンガや雑誌だけでなく、いろんなジャンルの電子書籍が読み放題。
旅行記などの旅本もいろいろ読めて楽しいし、移動中の暇つぶしにも最適です。
こちらも30日間の無料体験期間があります。
Kindle unlimitedの読み放題に含まれている旅本で、「一人旅」系の本もけっこうあって楽しいのでいくつか紹介します。
まとめ
以上、一人旅のメリット・デメリットについてや、旅行に役立つサービスの紹介でした。
とりあえず、「一人旅は迷ったら行け!」です。
行ってみて楽しくなければ次からやめればいいだけのこと。
まずは行ってみないとわかりません。
気楽で自由で楽しいですよ~~~~一人旅!
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