旅打ちもようやく九州へ!
今回は4日間で大村→からつ→福岡の3場をまわるというなかなかハードなスケジュールです。
台風25号の影響で、レースが中止になるんじゃないか⁉ってかそもそも飛行機飛ぶのか⁉
という不安のなか、台風はこれ以上ないベストのタイミングで通過してくれて、無事に3場まわれて観光もできました!
てことで今回はわたしの気持ち的には、「大村・からつ・福岡の3部作」って感じです。笑
まずは「競艇発祥の地」大村から。
今回はちょっと書きたいことがありすぎて、記事がボリューミーになりました!
書きたいことがたくさんあるのは、いい場です。
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大村競艇場の水面特徴
大村競艇場のオフィシャルサイトと、ボートレース手帳から引用です。
大村と言えば、なんといってもインが全国一強いということで有名。
昨年の1コースの1着率にいたっては、なんと68.4%です。
風向きも影響し、追風がスローのインコースには有利が一般的ですが、選手によっては考え方は様々なようです。
スタートに関しては、目標物が無い、風向きが変わりやすいなどが原因でスタート勘がつかみにくく、ダッシュ勢が攻めづらいのでイン有利な展開が多くなるようです。
判断材料の一つとしては、出走表等のその節のスタートタイミングを見て、その選手が掴んでいるかどうかの目安となるでしょう。
もうひとつは、2マーク出口のうねり。
2マーク側の防波堤の下部が開いていて大村湾と繋がっているため目に見えにくい独特のうねりが発生するので2 マークはキャビリやすく、ほとんどツケマイが効きにくいようです。
なので大村の2マークの攻略は「差し」が定番となっています。
大村の2マークは腕のいい選手、水面特性を熟知している地元選手などがうまくさばき、スピード任せに行く若手などは飛んでしまうこともあります。
大村競艇場の中のようす
1階(衝撃の予想紙)

台風25号の影響で開催が危ぶまれましたが、なんとか無事開催!よかった!
でもものすごく強風!!
この日は九州スポーツ杯の優勝戦でした。

「競艇発祥の地」の碑。東入場門のところにあります。
ここから競艇の歴史ははじまった……。

コインロッカーは、東入場門と南入場門入り口を入ってすぐのところ。

東入場門を入ってすぐ左手に「発祥地記念館」という、競艇の歴史について解説しているブースがあります。
ここについてはのちほど。

エビ号……。
大村競艇場と言えば、長崎で育ち「20歳になるのを待って初めて行ったのが大村競艇場」という漫画家の蛭子能収さん。
蛭子さんのイラストが描かれた「エビ号」が展示されていました。
それにしてもふざけた艇。

スタンドにはベンチがありましたが、今日はお客さんが少ないからか、一日中ひっくり返されたままで座れませんでした…。

こちらはロイヤルスタンド。別館なんですねぇ。

1マークはちょっと遠いかなあ。

ときどき太陽が顔をのぞかせます。晴れてたら大村湾が望めてどんなにきれいだったか!
わたしが写真を撮っていると、掃海艇に乗ったおじさんがにこにこ笑って話しかけてくれました。
フレンドリー!笑


東入場門と南入場門の2ヶ所にグッズ売り場があります。
大村のイメージキャラクターである「ターンマーク坊や」グッズがいろいろあってかわいい!
しかもリーズナブル!
カステラや月餅などのお菓子まで。
こんなにオリジナルグッズがたくさんあるところって他にあるのかな??
見てて楽しいですね~。
彼氏はハンドタオルを、わたしはターンマーク坊やのピンバッジを買いました。

想像していた以上にこじんまりとした場です。
リニューアルして間もないのか、新しくてきれい。

売店は1階に2ヶ所。
お菓子やタバコなどを売ってますが……なんと、予想紙が無い!?衝撃!
そんなことってあるの!?
と思っていたら……

1マーク側にあった予想屋さんのところに「予想紙あります」の文字。
どうやら個人で発行されているもののようで、一部買ってみました。

印刷した紙をおじさんがその場でホッチキスでパチリ。と留めて作られたもの。
えっ!これが予想紙!またもや衝撃!
手作り感はんぱない!

そして情報量が少ない!笑
うーーーーむ………。
これを発行しているおじさんに聞いたところ、以前予想紙を発行していた人はお亡くなりになってしまい、それっきり予想紙はなくなってしまったんだそうです。
予想屋さんも、近年立て続けに3人?だか4人だかがお亡くなりになり、現在活動中なのは1階に2人と、2階に2人の4人のみ。
その4人の方たちもみな高齢だし、新しく予想屋をやろうという人も出てこないでしょうから、今やってる人たちがいなくなってしまったら大村から予想屋さんは絶滅してしまう……。
絶滅危惧種です、大村の予想屋さん。

1階席はなんとなく桐生と似た感じですね。

水面に面した「ビューイングカフェ」
1階に普通にこんないい席があるとは……!
こじんまりとしていて、入場者数がそんなに多くない大村だからこそできるのかな?
2階

1階も2階も、投票所の数が少ないですねぇ…。
これで足りるの??と思いますが、足りてました。

2階の一般席。

2マーク側にある「レディース・カップル席」
男女のカップルか、女性同士しか入れない部屋で、無料。

受付で何番の席に座るかを選んでから座ります。
テーブルがあるというのはやっぱり落ち着けるしありがたい。
しかも無料。

ビューイング・デッキ。
水面に対してちょうど真ん中あたりにあります。
外で気持ちいいし屋根もあるし、いいですねこの席!

ビューイング・デッキからの眺めはこんな感じ。
いいじゃなーい。晴れてたら最高!

1マーク側に売店と、その奥には特別観覧席。
この日はガラガラでした。
売店の品ぞろえもちょっとさみしいかな。
長崎の名物メニューがたくさん!充実のフードコート

フードコートは1階に4軒と、中2階に佐世保バーガーのお店が一軒あります。
広々としてきれいなつくり。




ちゃんぽんと皿うどんは650円から。
さすが名物、4店舗のうち3店舗で提供してます。
トルコライスも長崎名物で、こちらは850円とちょっと高め。
なぜか豚足も売ってました。
たしかになんかちょっとおいしそうではある…。

中2階にある佐世保バーガーのお店。
けっこう種類ありますね。
わたしはカモメ食堂の皿うどん細麺700円。

うーん……お昼に食べた「協和飯店」のほうが見た目がおいしそうだぞ。
こっちは汁の色がちょっと濃いめ。
食べてみると、ちょっと塩分強めというか、具材から出るうまみがもっと欲しいところです。
彼氏は同じくカモメ食堂のトルコライス850円。

カレーピラフの上に豚カツ、ナポリタンスパゲティ、福神漬けが乗っかってます。
見てるだけでお腹いっぱいになりそう。


さらに佐世保バーガーのベーコンバーガー(480円)を二人でシェア。
いわゆる佐世保バーガーって初めて食べたんですが、おいしい!
バンズは表面がカリッと焼かれていて、パティの甘辛い味付けにちょっと甘めのマヨネーズが合います。
バンズもパティも平べったいのが、一体感がでる感じでまたいい。
味はしっかりなのに食べた感じはけっこう軽めで、ぺろりといけちゃいました!

そしてフードコートとは別に、外に「おこさまランチ専門店 KINOBUTA(キノブタ)」があります。
大村産の野菜を使ったメニューもいろいろあるようでかなり気になりましたが…ここはまた次回!
大村競艇場は、施設の規模のわりにはレストランの数が多く、充実していてすごくよかったです!
発祥地記念館で競艇の歴史を学ぶ

東入場門を入ってすぐ左手のところにある、「ボートレース発祥地記念館」
入場料は無料で、競艇がどんなふうに始まって現在にいたるのか、その歴史をマンガでわかりやすく解説してくれてます。

こちらは初めて行われたレースで使われていたという、ランナバウトというモーターボート。
今のものよりもかなり大きくて、形状も違います。

どうやって今の競艇のルールや道具ができていったのか、その試行錯誤の歴史がとてもおもしろい。
何か新しいものができていく過程ってほんとおもしろいですね!

クイズもまじえながら。

開催当初はスタートの合図がドラ、っていうのもなんか長崎っぽいですね。

大村での競艇初開催のときのポスター!
舟券は今と同じ一枚100円。
当時の物価を考えると、100円ってけっこう高額なのでは?

記念すべき、初開催のレースの出走表!
初期のレーサーは、特攻帰りの人が多くいたんだとか……。

手売りされていた時代の舟券やプロペラ。

こちらは現在使用されているボート。

これらを選手たちがそれぞれ整備しているのかと思うとすごいですねーほんと。
「発祥地記念館」は小さなブースでしたが、とても興味深く楽しめました!
舟券の結果と反省、入海選手優勝おめでとう!
わたしは7レース買って2レースしか当たらず……-2400円。
「裏目に出る」ってこういうことを言うんだなァ……というレースが続き、わたしにとっては厳しい一日でした。
1コースが1着に来た回数は8回。万舟は3回。
いきなり万舟が出たかと思えば固い決着が続き、そしてまた万舟、という展開に、心揺さぶられまくりました。
展開予想自体はあたってるのに舟券はハズレ、というパターンも何度かあって歯ぎしり……。
ぐぬぅ。

ただひとつ良かったのは、優勝戦で入海馨選手が優勝し、舟券も当たったことかな?
入海選手は児島支部の選手。
わたしが児島に行ったときに、「なんかすごいきれいなターンしてる選手がいる!」と思ったら、それが入海選手でした。
競艇初心者のわたしにも一目でそれとわかる美しいターンが印象的で、それ以来ずっと気になっていた選手。
>>【旅打ち競艇@児島】倉敷からバスで50分。瀬戸内海を望む気持ちのいい競艇場!
その選手が無事優勝し、「フッ、わたしの見る目もなかなかよの……」と思えたことが唯一のいいことだったでしょうか……。

優勝インタビューで見た入海選手はほんっっっとに細くて、自分の体が恥ずかしくなる……。
そしてさわやかイケメンな入海選手!
優勝おめでとうございます!これからの活躍に期待です!
大村競艇場へのアクセス
- JR大村駅から無料タクシーが、13時半~17時の列車に合わせて運行
- JR長崎駅前から無料バスが、13時、14時、15時の3便運行
- その他、浦上駅前、馬町、県界もバスが出ています
大草港、時津港、長与港から、13時40分~16時20分のあいだに連絡船が出ています
大村IC、長崎空港から15分
本場開催期間中のみ、長崎空港着の航空機を利用した県外(県内離島含む)から来場の人は、ボートレース大村までのタクシー代がキャッシュバックしてもらえます。
確定前舟券(払戻し確定前の舟券)を合計3,000円以上の購入で、長崎空港からボートレース大村までの往復タクシー料金がもらえるのでぜひご利用を(限度額4,000円)
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