いま家で過ごす時間がたーっぷりあるということで試しに始めてみた、オーディオブックで「本を聴く」という体験。
経験してみると、「もっと早くからやればよかった!」と思うほどいいサービスですっかりハマってしまいました。
オーディオブックは聴くだけだから楽だし、移動時間や家事をしている時間など、生活のなかのいろんな時間を読書タイムに変えられるのが予想以上に画期的。
オーディオブックを利用しだしてからは、本を買ったまま読まないという「積読」もなくなりました。
ということで当記事では、
- オーディオブックって?
- オーディオブックを聴く方法
- オーディオブックのメリット・デメリット
について、わたしが実際に利用してみた感想などをふまえて書いていきたいと思います。
大げさではなく、読書週間と生活を変える力のあるオーディオブックはめちゃめちゃおすすめ。
今なら30日間の無料体験もできます。
最初の1冊は、好きな俳優さんや声優さんが朗読する本を聴いてみるというのもイイですよ。
意外な人が朗読していたりするのでけっこう楽しいです(^^)
オーディオブックとは?どうやって聴くの?
オーディオブックとは、プロのナレーターが本を朗読したものを録音した音声コンテンツのこと。
オーディオブックを提供している大手サービスの一つであるaudiobook.jp(オーディオブックドットジェイピー)さんによると、
この1年半くらいで急激にユーザーさんが増えてきて、先月くらいから100万人を超えてきたところです。最近急激に伸びています。この2年くらいで3倍以上になっている感じで、けっこうお客さんが増えている状態です。
引用:ログミーBiz
ということで、わたしを含め、たくさんの人がオーディオブックの魅力に気づきはじめているのかな?
認知さえされれば、メリットの多いサービスなので利用者はこれからもどんどん増えていくと思います。
オーディオブックには今まで特に興味はなかったものの、歳をとって、読書するときの集中力や持久力が落ちているのを感じていたこの頃。
「読む」のはしんどくても「聴く」なら楽だよな……とふと思い、無料体験だけでもやってみるかと重い腰をあげることにしました。
オーディオブックが聴ける大手のサービスと言えば、この2つです。
- Audible(オーディブル)
- audiobook.jp
(オーディオブックドットジェイピー)
これらに登録して、あとは好きな端末にオーディオブックをダウンロードするだけ。
スマホやパソコンなど、いつでもどこでも好きなときに聴くことができます。
わたしはどちらも無料体験を試したので、2つのサービスについては以下の記事に詳しくまとめています。(現在はAudibleを愛用中)
「本を聴く」って、想像していた以上に普通の「読書」とは全く違う読書体験なので新鮮でおもしろいうえに、読める本の数が格段にあがるんですよね。
オーディオブックは、疲れて本が読めない、時間がない、時間を有効に使いたい、勉強したいという人にはマジでおすすめ。
でもデメリットもないわけではないので、人によっては合う合わないが分かれるサービスかも?とも思います。
というわけで以下に、わたしが実際にオーディオブックを利用してみて感じたメリット・デメリットをあげてみました。
オーディオブックのメリット
オーディオブックは、実際に利用してみるとわかるメリットがたくさんあります。
「なにこれめちゃめちゃいいじゃん!」とわたしが感じたポイントは以下の9つです。
何かべつの作業をしながら、いつでもどこでも本が聴ける
これが、まず初めに感じる大きな大きなメリットです。

オーディオブックは手がふさがらないし、目も自由。
いつでもどこでも本が聴けます。
たとえば、以下のようなシチュエーション。
- 家事をしながら
- 散歩しながら
- 運動しながら
- 移動中
- 食事中
- お風呂に入りながら
- 寝る前に
これらの時間がすべて「読書タイム」になります!
これまでの読書は「手と目」があいている状況でしかできませんでしたが、オーディオブックは日常生活のなかのほとんどの時間で「読書」が可能。
読書の概念が大きく変わります。
通信量を気にしなくていい
Audibleもaudiobook.jpもWi-Fi環境のあるところでコンテンツをダウンロードしておけばオフラインでも聴くことができるので、通信量を気にする必要がありません。
ネットが使えない場所でも、ダウンロードしたものは聴くことができます。
俳優や声優のいい声・いい演技で本が楽しめる
オーディオブックは、プロの俳優や声優のいい声・いい演技で本が楽しめます。
そしてそれは、ふだんの読書とは全っっ然違う体験ですごく楽しいので、ハマる人はけっこうハマるんじゃないでしょうか。
まずわたしが「さすが俳優さん!!スゴイ!!」
となったのが、堤真一さんが朗読する「火花」
又吉直樹の芥川賞受賞作品です。
作中は関西弁での会話が多く、兵庫県出身で関西弁ネイティブの堤真一さんの演技がものすっっごい素晴らしくて、オーディオブックの魅力全開!って感じで圧巻。
この作品をまずはじめに聴いて、「オーディブルって目で読む『読書』と全然違うんだ!」「めっちゃ楽しい!」ってなりました。
オーディオブックはすべてサンプルが聴けるので安心。
「イイ声」をイヤホンで聴いていると、単純に癒されます(^^)
参考 堤真一さんが朗読する「火花」
参考 松坂桃李さんが朗読する「サラバ!」
参考 上白石萌音さんが朗読する「君の名は。」
参考 大久保佳代子さんが朗読する「コンビニ人間」
聴いてるだけで楽なのに、内容が頭に入ってくる

「読書」と違って、オーディオブックは流れてくる音声をただそのまま聴くだけだから楽ちん。
わからないところがあれば繰り返し聴いて頭に入ってくるし、「読む」ことよりも脳と体の負担がすごく少ないです。
記憶に残りやすい
メンタリストDaigoさんもオーディオブックをかなり愛用しているそうで、こんな風に言ってます。
基本的にオーディオブックの目的は、圧倒的な記憶への定着です。文章そのものが頭に入ってきてフレーズを覚えちゃったりするぐらい、オーディオブックは覚えることができます。
オーディオブックというのは、そもそも繰り返し聞くものだと思ってください。
技術的に身につけなければいけないようなものは、オーディオブックで繰り返し聴くことによって頭に定着し、実際に使えるようになる、とのこと。
オーディオブックの人気ランキングの中に、自己啓発系やビジネス書などが多数ランクインしているのもうなずけます。
目も体も疲れない
本やスマホの小さな文字を目で追わなくていいので、目が疲れません。
また、文字を目で追わなくていいということは、本やスマホを手で持つ必要もないので姿勢も体も楽。
オーディオブックは内容がおもしろければ、長時間聴き続けても全く苦になりません。
ふつうに読書するより、たくさん本が読める(聴ける)

でも本って、耳で聴くより目で読んだ方が読書スピードは速いよね?
と、オーディオブックを聴く前は思っていました。
たしかに、単純に読み進むスピードだけを考えるとそうだと思います。
でも、オーディオブックはいつでもどこでも本が聴ける、しかも疲れない。
ということになると、ふつうの読書よりも読める本の数が多くなります。
普通に目で読む読書をしていて、1か月に10冊本を読んでいるという人はどれくらいいるでしょうか?
オーディオブックならスキマ時間の積み重ねでも、1か月に10冊でも苦にならず読む(聴く)ことができます。
読むスピードを変えられる
オーディオブックは朗読スピードを変えられます。
倍速にして時短読書にしたり、語学学習で使う場合は逆にリスニング練習で聞き取れないところを低速で聴いたりと、目的に合わせて朗読スピードを変えられて便利です。
自己啓発系やビジネス書などの場合わたしは、2倍速くらいにして聴いています。
語学学習に適している

カツマーこと、経済評論家の勝加和代さんは毎日オーディオブックで英語のコンテンツを聴いているそうで、語学学習にオーディオブックをすすめています。
「ひたすらaudiobookを聞く」
というのを推奨していますが、あまりやっている人見ないです。
TEDとか、CNNとか、洋画でもいいのですが、audiobookの方が、専門のナレーターがスムーズに明瞭に話していますから、聞きやすいですし、audibuleですと、アプリで再生スピードを早くも遅くもできるので、便利ですよ。
(中略)
自分が好きな本なら、ほとんど飽きませんから、ぜひ、よかったら好きな分野の英語の本をガンガンに聞いてみてください。
引用:勝間和代オフィシャルウェブサイト「英語のaudiobookを毎日聞くこと」
わたしは海外旅行が好きでよく行っているものの、英語はサッパリ。
オーディオブックにハマったこの機会に、英語を聴く習慣もつけていきたいと思います。
オーディオブックのデメリット
オーディオブックめちゃめちゃいいなぁ~とわたしは思っているんですが、考えてみるとデメリットもあると言えばあります(笑)
実際使ってみて以下にあげるデメリットが、どれくらい気にならないか?
メリットの方が大きいと思うか?
ということが、オーディオブック利用を継続するポイントになってくると思います。
眠くなる

ただじっとイスに座ったりごろんと横になった状態で聴いていると、内容に集中するためにもだいたい目を閉じて聴くことになり、そうするとけっこう眠くなってしまうことがあります。
でも個人的には、ただ聞いているだけではもったいないので、なにか作業をしながら聴くことがほとんど。
なのでこれについてはデメリットには感じていません。
逆に、寝つきが悪いという人はオーディオブックを聞いてみると、自然と眠りに誘われることもあるのでいいかも(笑)
寝落ちしてしまったときのために「スリープモード」があり、タイマーを設定しておくこともできます。
ナナメ読み・飛ばし読みができない
紙の本のようにパラパラとめくれないので、ざっと全体をナナメ読み・飛ばし読みしたりすることができません。
「とりあえずかいつまんで内容だけ知りたい」という場合には、紙の本か電子書籍が向いています。
逆に、先にメリットの欄で引用したメンタリストDaigoさんの言葉のように、「繰り返し聴いて覚えたい」という内容のものにはオーディオブックはぴったり。
自分がその本をどんな風に読みたい(聴きたい)か?
ってことですね。
読み返しづらい
これも、「本をパラパラとめくることができない」ことからくるデメリットです。
1冊を聴き終えたあとに、「あそこってなんて書いてあったかなあ」ってふと思って読み返そうとしても、オーディオブックの場合は該当箇所を探すのが難しいです。
でもブックマーク機能があるので、聴いているときに気になったところがあれば、なるべくブックマークしておくようにするとあとで便利です。
「購入」する場合1冊の値段が紙の本や電子書籍に比べると高い
オーディオブックは紙の本や電子書籍に比べると1冊の値段が高いので、最初はびっくりする人もいるかもしれません。
わたしもびっくりしました(笑)
例えば、ベストセラー「嫌われる勇気」の値段をみてみると……
単行本は1,650円、電子書籍は1,320円なのにくらべて、オーディオブックの場合は2,100円となっています。
「えっ、高っ!」と思いますよね(笑)
でもこの本の内容は約7時間あり、それをプロのナレーターの人が読んでくれているわけで、拘束時間や録音に携わるスタッフの人たちのことも考えると妥当な値段なのかなと思います。
そしてこの値段はあくまで、本を単体で買ったときの値段です。
実際にはAudibleに登録すると月額1,500円で、1,500円以上の本を複数冊聴けます。
audiobook.jpは、月額750円の聴き放題プランや、本を安く購入できる月額プランもあります。
オーディオブックは単体で購入すると高いですが、月額プランを利用すると割安に利用できます。
また、3か月間半額の750円で利用できちゃう裏ワザ(?)もあります。
オーディオブックを初めて試すならAudibleがおすすめな理由

オーディオブックが聴けるサービスはいくつかありますが、その中でもコンテンツが充実しているのがAmazonのサービスであるAudible(オーディブル)と、もうひとつはaudiobook.jp(オーディオブックドットジェーピー)というサービス。
じゃあどっちを試したらいいの?
ってことなんですが、個人的におすすめしたいのはAudibleです。
audiobook.jpのほうの無料体験は「聴き放題プラン」でたくさん聴けるのはいいんですが、対象本が限定されるので、聴きたい本が見つからない…という場合も。
Audibleは「聴き放題」ではないものの、無料期間中でも本の返品・交換をすれば複数冊聴くことができて、しかも全ての本のなかから選ぶことができます。
audiobook.jpの無料体験では聴くことができない新刊本や人気本ももちろん無料で聴けるうえに、どんな高額な本でも1冊無料でもらえるのでものすごくお得。
そして聴き放題のポッドキャストもかなり充実していて聴きごたえアリ。
オーディオブックを初めて試すなら、まずはコンテンツが充実しているAudibleからはじめるのがおすすめです。
※わたしはAudible⇒ audiobook.jpの順番で無料体験を試してみて、現在はAudibleを愛用中。
それぞれの無料体験のやり方や、サービスの特徴などについては以下の記事にそれぞれ詳しく書いているので参考にしてみてください。
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