オーディオブックは、生活のなかのいろんな時間を「読書タイム」に変えてくれるというすごいアイテム。
わたしも2年ほど前に利用しはじめて、その便利さと手軽さにすっかりハマってしまいました。(わたしは現在AmazonのAudibleを愛用中)
オーディオブックが聴けるサービスはいくつかありますが、ここでは代表的なサービス6つを紹介。
そしてそのなかでも最もコンテンツが充実しているAudibleとaudiobook.jpについて、
- 月額料金とプラン内容
- 本のラインナップ
- アプリの使いやすさ
について比較していきたいと思います。
わたしは両方利用しましたが、個人的にはAudibleのほうが使い勝手がいいのでおすすめ。
30日間の無料体験では複数冊聴けるうえに、どんな高額な本でもタダで1冊もらえるのでお得です。

- 30日間無料(月額1,500円)
- オフライン再生OK
- 12万冊以上聴き放題
- オリジナルポッドキャスト聴き放題
- オーディオブックが30%OFFで購入可
オーディオブックが聴けるサービス6選
国内でオーディオブックが聴ける主なサービスと、それぞれのコンテンツ量は以下のとおりです。
それぞれ聴ける本の冊数を見てもらうとわかるとおり、この中で代表的だと言えるものはAmazonのAudibleと、オーディオブックサービスの老舗 audiobook.jp の2つ。
その他のサービスはこの2つに比べるとコンテンツ量が少なく、ラインナップも微妙で、継続的に使っていきたいかと言われると正直ちょっと「うーん」という感じがします。(ゴメンナサイ)
「himaraya(ヒマラヤ)」は全体のコンテンツ量は多いことは多いんですが、「本の朗読」よりも「セミナーや、ラジオっぽいもの」が多く「オーディオブック」というよりはほぼポッドキャストといった感じ。
「オーディオブック」のコンテンツ自体で見ると、約1400件と少ないです。
YouTubeのように、登録すれば誰でも自分の音声コンテンツを配信することができるので、自分で発信していきたい、という人には手軽でいいアプリなのかなと思います。
また、「Lisbo(リスボ)」や「degigi(でじじ)」も「本の朗読」より「講演」などのコンテンツが多い印象。
「kikubon(キクボン)」はコンテンツ量がそもそもすごく少ないです。
……というわけで、「オーディオブック」のコンテンツ量ということで言うと圧倒的に充実しているのは Audibleと audiobook.jp の2つ!
なのでこの2つにしぼって、プラン内容などを比較していきます。
2大オーディオブックサービス「Audible」と「audiobook.jp」を比較
それぞれのプラン内容・本のラインナップ・アプリの使いやすさ、という3つのポイントについて比べてみました。
月額料金とプラン内容
Audible | ・30日間無料 ・聴き放題対象本が多数 ・会員はポッドキャスト聴き放題 ・会員は30%OFFで購入可 ・解約後も購入した本は聴ける |
audiobook.jp![]() | ・14日間無料 ・聴き放題プランは750円 ・月額会員プランは500円~33,000円(料金に応じてボーナスポイントがもらえる) ・本1冊単体の値段は、Audibleより安い ・解約後も購入した本は聴ける(聴き放題プランは聴けない) |
Audibleは聴き放題の対象本がかなり多く、オーディブルだけのオリジナルコンテンツもたくさんあります。
無料で聴き放題のポッドキャストも、エンタメ・ビジネス・落語など、最近どんどん充実してきていて、このポッドキャストだけでもかなり楽しめます。
audiobook.jpの料金プランは「聴き放題プラン」と「月額会員プラン」の2つ。
「聴き放題プラン」は月額料金が安く、知らない本にどんどん手が出しやすいのはいいところ。
ただ、対象本は限定されているので、「聴きたい本が見つからない」ということもあるかもしれません。
「月額プラン」はふつうに1冊ずつ購入するプランで、月額料金に応じて、本の購入に使えるボーナスポイントがもらえます。(以下表)

1冊単体の値段はAudibleより安いので、「月に複数冊購入したい」というのであれば、audiobook.jpの方がお得です。
「購入して本を手元に置いておく」ということにこだわりがなければ、1,500円でたくさん聴けるAudibleの方がお得、ということになります。
ラインナップ
Audible | ・40万冊以上 ・和書は約1万冊以上・洋書多数 ・取り扱いジャンルが幅広く、話題の本・有名俳優のナレーションも多い ・会員はポッドキャストが無料で聴き放題 |
audiobook.jp | ・聴き放題プランは1万冊以上、月額プランは2万3千冊以上 ・ビジネス・自己啓発・語学など、「学び系」の本が多めで人気 |
Audibleは40万冊と取り扱い点数は多いですが、そのうち和書は約1万冊~。
audiobook.jpは月額プランであれば和書は2万3千冊~と、Audibleよりも点数は多いです。
内容としては、Audibleはエンタメ・自己啓発・ビジネスなど、バランスよく幅広いジャンルの本がある印象。
洋書はすごく充実しているので、英語学習を目的にしている人にも最適です。
そして聴き放題のポッドキャストがあるのも嬉しいところ。
最近Amazonはこのポッドキャストにも力を入れているようで、ドラマ「TRICK」や「SPEC」などで有名な堤幸彦監督が手掛けるオーディオドラマ「アレク氏2120」なんかも、この聴き放題に含まれていることで話題に。

あまりにユーザーレビューがいいのでわたしも聴いてみたところ、面白くてあっという間に全8話聞いちゃいました。(これが聴き放題コンテンツなんてスゴイ!)
Audibleのコンテンツには、人気声優・人気俳優さんが朗読しているものがたくさんあるので、好きな声優・俳優さんで本を選べるのも楽しいです。
audiobook.jpは「週間総合ランキング」や 「聴き放題ランキング」を見てわかるとおり、エンタメ系よりはビジネスや自己啓発などの「学び系」の本が充実している印象。
オーディオブックにどんな役割(エンタメ?学び?)を期待するか?というところで使い分けていくといいのかなと思います。
参考 Audibleの人気ランキング
参考 audiobook.jpの「聴き放題プラン」の人気ランキング
参考 audiobook.jpの週間総合ランキング
アプリの使いやすさ
Audible | ・ブックマーク機能(しおりのような物)があり、あとでその部分を再生できる ・スリープタイマー機能あり ・操作画面を簡易的なものにするドライブモードあり ・0.5倍速~3.5倍速で聴けて、0.5倍速ごとに調整できる |
audiobook.jp | ・ブックマーク機能(しおりのような物)があり、あとでその部分を再生できる ・スリープタイマー機能あり ・0.5倍速~4倍速で聴けて、0.1倍速ごとに調整できる |
わたしはどちらのアプリも使いましたが、Audibleの方が使いやすかったです。
audiobook.jpの方はちょっと動作がモッサリしていて重い感じがときどきあったり、ブックマーク機能が作動していないことがあったりなど、正直改善してほしい点がいくつか……。
操作性ではAudibleの方に軍配があがります。
Audibleとaudiobook.jpのメリット・デメリットまとめ
以上、プラン内容・ラインナップ・アプリの使いやすさの3点で比較したので、それぞれのメリットとデメリットをまとめておきます。
メリット | デメリット | |
Audible | ・ラインナップがかなり充実 ・聴き放題の対象本が多い ・アプリが使いやすい | ・月額料金が高い (1,500円) ・月に2冊以上買う場合、2冊目以降の値段がaudiobook.jpより高い |
audiobook.jp | ・無料体験でもらえるポイントでセール本が買える ・聴き放題プランは750円と安い ・月額会員プランはAudibleより冊数が多い ・1冊あたりの値段はAudibleより安い | ・無料体験期間が短い(14日) ・聴き放題プランのラインナップが微妙 ・アプリの操作性に難あり ・返品・交換ができない |
Audibleを使い続けるのにネックになってくるのはやっぱり、1,500円という月額料金かなと思います。
Kindle unlimitedなどの電子書籍の読み放題サービスに比べたら高いですもんね。
わたしも最初はそう思いましたが、その他の電子書籍読み放題サービスには含まれていない新刊本・人気本もあったりするし、1,500円以上の本をたくさん聴けるるので、結果的にはそんなに高くないと感じて利用し続けています。
また、3か月間だけ半額の750円で利用できる裏ワザ(?)もあります。
audiobook.jpのほうは、「聴き放題プラン」が月額750円と安いし、1冊あたりの値段もAudibleより安いので、複数冊購入したい場合はお得。
ただ、一度購入した本やコインは返品・交換ができないので注意が必要です。
オーディオブック初体験ならAudibleがおすすめ!
オーディオブック自体が初めてなら、まずは無料体験期間の長いAudibleからはじめるのがおすすめです。
聴き放題の対象本がかなり充実していて、ポッドキャストも幅広いジャンルのコンテンツがあり、聴きたいものが見つからない、ということは絶対にありません。
ちなみにわたしが一番最初に聴いたオーディオブックは、堤真一さんが朗読する『火花』でした。
さすがは一流俳優・堤真一さんの朗読はすばらしく、「オーディオブックってこんなに楽しいんだ!」と思わせてくれる作品で、わたしがオーディオブックにハマったのはこの出会いが大きかったと思います。(『火花』は、audiobook.jpの聴き放題プランには含まれていません)
音声サンプルは無料体験に申し込まなくても聴けるので、ぜひ聞いてみてください。
(下記リンクにとんだら、本の下のところに再生ボタンがあります)
参考 堤真一が朗読する『火花』
参考 大久保佳代子が朗読する「コンビニ人間」
参考 松坂桃李が朗読する「サラバ!」
参考 ローランド本人が朗読する「俺か、俺以外か。ローランドという生き方」
参考 田辺誠一が朗読する「日の名残り」
参考 高山みなみが朗読する「モモ」
また、Audibleは本来月額1,500円ですが「3か月間半額の750円で聴ける方法」もあります。
無料体験終了後は、こちらの記事もぜひ参考にしてみてください。
Audibleの使い方
Audibleを使うステップは以下のとおり。
アプリは感覚的に使えるようになっていて、難しい操作は特にありません。
- 30日間無料体験に登録
- スマホ・タブレットにアプリをインストール
- (※ios版アプリを使う人のみ、欲しい作品を「ウィッシュリスト」に追加する)
- スマホ・タブレットに本をダウンロード、再生
使い方や返品・解約の仕方など、詳しくは以下の記事で解説しています。

- 30日間無料(月額1,500円)
- オフライン再生OK
- 12万冊以上聴き放題
- オリジナルポッドキャスト聴き放題
- オーディオブックが30%OFFで購入可
audiobook.jpの使い方
audiobook.jpを使うステップは以下のとおり。
14日間無料体験は「聴き放題プラン」となります。
- 30日間無料体に登録
- スマホ・タブレットにアプリをインストール(無料体験の聴き放題プランは、PCでは聴けないので注意)
- 「聴き放題プラン」の対象本から聴きたい本をダウンロード
audiobook.jpの無料体験ではお試しポイントがもらえて、セール本であればそのポイント内で本を1冊購入することもできます。
本の購入の仕方や解約方法などについては、以下の記事で解説しています。

- 14日無料「聴き放題プラン」
- 作品数は15,000点以上
- 500円分のポイントがもらえて、聴き放題対象外の本を購入可能
【まとめ】オーディオブックの利用で簡単に読書量アップ!
オーディオブックは、移動中・家事をしながら・運動しながら・寝る前に……など、生活のなかのあらゆる場面で読書ができます。
しかも「聴くだけ」なので読書のハードルがものすごく下がるし、インプットが簡単。
「時間を有効活用する」手段としては、オーディオブックは最も簡単な方法だと思います。
わたしは減っていた読書量がオーディオブックでかなり復活したし、積読もなくなりました。
オーディオブックを体験するならとりあえず、無料体験期間が長く、コンテンツが充実しているAudibleの方から試してみるのがおすすめ。
どんな本を聴けばいいのかわからない…と迷ったら、好きな俳優さんや声優さんで選んでみる、っていうのもいいですよ!
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